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第20話

廊下にでると五月の爽やか風が通り過ぎて行く 砂川の少し長めの前髪が ふわふわと揺れた シャンプーの香りなのかな いい匂い  無茶苦茶触りたい衝動が襲ってくるが 俺は平静を装い 「で 話しって?」  「あのね、俺美術部でしょ 文化祭に出品するんだよ」 俺がを首を捻っていると 「あっごめん!焦った 絵ね、人物像なんだよね だから 迷惑じゃなかったら モデルさんになって貰えないかな…」 「あ~ 俺?俺で良いのかな?」 「沢木君で…沢木君がいいの」 えっ?がいいの 「俺で良ければもちろん協力するよ でも 少しも早くない?」 「美術部は色々手伝うから 学校全体の飾り付けとか だから自分達のは早めに準備するんだよ」  「確かにそうでした!それで具体的にはどうすれば良い? 砂川はちょっと考え 「あのね 学校で話しが済めば良いんだけと 無理なときあるでしょう だから連絡先交換して貰えたらたら…」 「了解!」 俺達はその場で交換した 良いのかなこんなに上手く行って 「じゃぁ彼奴らのも教えるよ」 「あっそれはだめ!本人から聞くよ」 「えっ そうか 個人情報だもんな」 砂川は頷いて 「有難う!」の言い方 可愛いじゃん!!!!

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