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第39話

久しぶりのカラオケに俺たちは盛り上りそれぞれ歌いまくった 「如何する延長する?」 フロントからの電話で一瞬顔見合わせだが矢沢がバツと腕を交差した事で帰り支度をして部屋を出た 「楽しかった!俺何年ぶりかなぁ」 「優~大袈裟でしょ~」 砂川は大きく首振り 「だって中学に入った時その頃の友だちと一回行ったきりだもん」 「そっか じやぁこれからは たまには来よう!ストレス発散だ!」 富永は砂川と肩を組んで先に店出た 矢沢が俺の腕を掴んみ 「圭吾よぅ これから何だかんだあるんだろうな 優と付き合って行く中でさ」 「まぁな そりゃあるよ だけど 何があっても譲れないんだよ  優が大事だから」 「うーん俺はまだ良く判らんけど  俺や好弥にとっておまえは大事 なだちだ そして優も一人の 友だちとして大切だからな だからなんかあったらふたりだけで悩むな 好弥は優しくて心強い奴だし 俺もいるんだから」 ぐっと来た 涙が溢れる 「肝に銘じる」 それを言うのが精一杯だった バス組のふたりと別れ 俺と優は駅へ向かった

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