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第40話

砂川は電車に乗ってもカラオケの話しをしている なんだこいつテンションたけぇ~ こいつの中のドキドキするほどの男の部分と今目の前にいるキラキラの砂川… 堪えられない  翻弄されっぱなしだ 「圭吾!!!! 幽体離脱!!!! やめ!!!!」 ほっぺたを摘ままれ我に返る  「着いたよ 降りま~す」 慌て鞄を持ち直し 砂川を追いかけた 駅からは15分位歩いた住宅街の中砂川の家はにあった 何となくお洒落な造り ドキドキが止まらないんだ 今日ふたりきりだぞ 如何する俺 今更か! 「圭吾!!!! もう! 玄関でも幽体離脱しない!!!! 何回上がって言ってると思う?」 「あっ!ごめん すいません えっと お邪魔します 同じクラスの沢木圭吾です 宜しくお願い致します!」 靴を脱いでそろえ直し 一礼すると 砂川が笑いながら 「偉い~礼儀正しいわねー とても格好いいわ おばさん感心しました ゆっくりしてね」 母親の口真似しているらしが 緊張で笑えないよ 砂川がすっと俺の手を取り 二階に上がっていった

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