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第44話

「えっ 今何時? 圭吾!やだやだっ 寝過ごしたぁ もう!起こしてよ~」 砂川は突然飛び起き大騒ぎを始めた 「優~~ 優!もう!」 俺は砂川のシャツを引っ張り腕の中に 閉じ込めた 「優…起きて最初にする事はなに?」 「エッアッ!ご…」 俺は砂川の唇を塞ぎ貪った さっきからの我慢が頂点に達してしまう 「~ん~~んんん~アッ~~ん」 なんて可愛いんだよ 一生懸命キスに応えてくれている 唇を離すと 「ハァハァハァ圭吾…好きハァハァ」 「俺も!」 思い切り抱き締めたら 腹がグッ~~と盛大に鳴ってしまった ふたりで顔見合わせ転がって笑った 「お腹空いたね!駅まで行く?」 「これからかぁ何時だ?九時かぁ…  コンビニは?」 「5分位かな」 「コンビニでっ ふたりがいいんだ」 「うん!」 砂川はあのキラッキラの笑顔で飛びついて来て 「反則!キス一回!」 もう!やめて~萌え~ ってどんなルール?

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