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第45話

手を繋いでコンビニに行った 砂川にそれって大丈夫か聞いた 一応家のそばだからね …気にした俺 「有り難う 心配してくれて でも別に迷惑行為じぁないし 誰かに気を使うってさ  折角の時間 後悔したくないんだ  圭吾といられるんだから」 やっぱりお前男前だよ 俺まだまだだな しっかり繋いだ手 もう 離さないんだ 食った食った食った ふたりで動けない位食った~ 改めて砂川の部屋を見回すと 賞状とかトロフィーが飾られている 絵画展 美術展など なるほど 「やっぱり上手いんだな」 「なに?唐突に?」 「絵!」 「あぁ まっ 好きだから」 「そう言えば 文化祭の絵ね イメージ見てくれる?」 砂川はスケッチブックを取り出して 「どうかな?」 うま!イヤーこれを出したら的な出来に絶句 砂川は心配そうに俺を見てる 構図は 俺らしき男子が暮れかかる夕日の中校庭を見ている 彼の見ているもの 高く飛びスパイクを打つ友 今正にシュートしようとする友 そしてもうひとりの存在 窓に手をついている男子の右手を見るように少し離れて左半身がぼかされ腕から手先まで斜めに配置されて ふたりの手首には 細い細いブレスレットが 「題名あるの?」 俺は何だか胸が苦しくて それしか言えなかった 「まだ…考え中だけど (仮)あなたの瞳を捉えるもの か」 (仮)お互いの大切もの (仮)おまえら そして君と 「俺 三番目」 「アハハ 考えておくよ」 少し赤くなった? ねぇ砂川~

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