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第69話

あれから俺たちはほぼ一緒帰っている 四人の時もあれば二人の時もある ごく自然な流れ  気持ちの良い空気感だ 教室でも彼奴らのお陰で傍にいられる 本当有り難い限り それでも俺たちは 俺たちだけの一瞬を 持てるときがある 偶然に視線が絡むその時 ふたりだけの熱を感じ 互いに疼いている事を 知っていると確信する瞬間 堪らなく愛しくなるんだ

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