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第156話

あれから砂川の隣でずっと 寝顔見ている 可愛い 本当に 可愛い 一生懸命俺を信じてくれていた 抱き締めたら起きちゃうかな ほっぺたにキスだけさせて あれ俺寝落ちした? 横にはパッチリ目覚めた 眼鏡男子砂川がいる 「圭吾!おはよう」 可愛く擦り寄ってきてくれる 「昨夜は寝ちゃってごめんね 着替えもさせてくれて… 嬉しいけど 恥ずかしい~」 「そんなこと気にしないの それより優…体大丈夫?」 「う~ん お尻に少し 違和感あるような ないような 判んない!ふふふ」 「そっかぁ 無理させてごめんね 俺 なんか判んなくて…  気持ちが整理できないってか」 砂川は起き上がり 俺をの手を握りしめ 「圭吾 俺は嬉しかったよ 凄く でも最後の方ハッキリしないんだ ひとつになれた事と泣きじゃくる俺を抱いてくれていた圭吾の事しか覚えてなくて   だから 圭吾の整理出来ない気持ちって  たぶんなんだけど  俺が泣いて眠らなければ 起こらなかった気がする  お互いの感想とか文句とか 褒めたりとか? 色々言い合ってさ  そしてキスいっぱいするとかしてたら そしたら嫌な気持ちなんて起きなかったよ 絶対そうなんだよ ごめんね 辛かったね」 そうなの?そうなの? そうなのか… 信也さんも言ってた… 行為の結果よりも 愛し合えた事を その時間を 大切だって感じ合う事かぁ やっぱり すげぇよ 砂川~

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