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第157話

「ねぇ 優…少し変?」 砂川が席を外したとき 富永が聞いてきた 「え?そうかな なんで?」 「だって 圭吾の後ついて回ってるよ 気がつくと 圭吾のどこか触ってるし 圭吾さぁ 俺たちだけなんだから 抱き締めるとか 抱っこしてあげるとか なんかアクションして起こしてあげてよ なんか凄く不安そうだよ」 富永~お前~女子力高いよ でも そっかそこまで考えてなかった 砂川が戻ってきた 富永に目で合図されちまった 「優 ここおいで」 膝を叩いてみた 素直に嬉しそうに座ってきた 首にしがみついて顔を肩に乗せた 「優…好きだよ」 「嬉しい」 矢沢が富永を連れて二階上がってくれた 「優…眠い?」 首を横に振り唇が重なってきた

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