それぞれ部屋に戻った ベッドに寝転んだ 砂川が呟いた ｢ねぇ　圭吾何で俺たちこんな思いするんだろうか 同性に心惹かれるなんて 昔からあったことなんだよ この感情がいけないことなら 思春期は性の目覚め なんて学校の保健体育で　 教えながら 男子校　女子校　自衛隊　軍隊 数の偏りを続けていて それで 同性に恋したら 酷いこと言われて めちゃくちゃだよ そうしたって摘み取る事なんて できないよ 人の心を誰がコントロールできる？ 矛盾だよ！｣ 俺は砂川を抱き締めた こんな可愛い顔して 熱い奴なんだよ 男前なんだ 俺たちのこの感情が永遠か？ なんて愚問だよ そう思って結婚して どれだけの夫婦が 思い続けているのか？ 想いは形が変わりながらでも お互い想い合って いる夫婦もいれば ギリギリ踏ん張っている夫婦もいる 諦め 別れて行く夫婦だっている 幸せってなんだろう ねぇ砂川くん 明日は 大人にこの疑問を 素朴な疑問を 聞いてみたいね