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第98話

 8ー3 私だけのもの  シロアは、俺の吐いたものを飲み干すと、俺をうつ向かせて腰を高くあげさせると、俺の尻を押しひらいて奥のすぼまりへと舌を伸ばした。  俺は、そんなところを舐められ、恥ずかしさに全身を朱に染めて呻いた。  「そ、んなとこ」  「今は、私のものだ。ここも、そこも、みな、私だけのもの」  シロアは、ぐちゅぐちゅっと舌で唾液を俺の中へと送り込んできた。  俺は、シーツを噛み締めて堪えていた。  「なぜ、声をきかせてくれない?」  シロアが俺の口からシーツを奪った。  俺は、頬を熱く火照らせていた。  「だって、恥ずかしい」  「きかせてくれ、お前の声を」  シロアは、俺の後孔へとその昂りを押しあてゆっくりと入ってきた。  熱い。  押しひらかれる圧迫感に俺は、呻き声をあげた。  俺は、それを飲み込みながら締め付けていた。  「あぁっ!んっ!」  太くて、硬いシロアのものに貫かれて、俺は、涙を流していた。  「ふぁっ!も、だめっ!」  シロアは、俺の体の奥まで貫くとそこにしばらく留まった。  背後から抱き締められて、俺は、その熱に焼かれて呻いた。  「も、動いて・・好きなように・・俺を抱いて」  俺は、哀願した。  「俺を壊して!」  「ああ」  シロアが俺の中を抽挿し始めた。  押し広げては、閉じられ、中をかき乱され、俺は、瞬く間に達してしまっていた。  だけど、シロアは、俺を貫き続けた。  まるで、心を残してきている俺を責めるかのように。  俺は、体を震わせ、何度も何度もいきつづけた。  「も、いってる、のにぃっ!」  「まだ、だ」  シロアは、俺を抱えあげると膝の上に座らせて下から突き上げた。  その深さに俺は、哭き叫んだ。  深く深く穿たれて、俺は、身悶えした。  「あぁっ!そんな、深くしちゃっ!」  緩く立ち上がった俺のものは、とろとろと透明な液を漏らして、何度も、達していた。  それでも、シロアは、俺を責め続ける。  やがて俺の奥深い場所でシロアは、熱いものを迸らせた。  俺は、それを受け止めながら、意識を手放していた。  

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