34 / 100
支配のそのさき。
あいつにめちゃくちゃにされて、ショックの余りに呆然と宙を見て黙っていると話しかけてきた。
「どうしたんですか、葛城さん。そんなに放心状態になるほど嬉しかったんですか? ああ、それとも感激してるんですか?」
「ううっ…―」
精神的に打ちのめされると、あいつは俺のアソコをいきなり触ってきた。その瞬間、身体がビクッと反応した。
「嫌じゃないですよ。ほら、触っただけで反応してるじゃないですか?」
「くっ…あっ……!」
「貴方は本当に嘘つきですね。…さてと、そろそろこっちの方も頂くとしましょうか?」
「っ…!? お前、何する…! や、やめっ…!!」
あいつはいきなり両脚を無理やり開かすと、下にしゃがんで穴に指を入れようとした。
「ああ、無理に動かないほうがいいですよ、でないと中で切れちゃうかもしれません」
「なっ…――!?」
あいつはそう言って俺の前で自分の指先を厭らしく舐めた。その言葉に体は恐怖で震えるが、体はさらに熱くなった。
「さっき言いましたよね、貴方を強姦するって…? まさかあれで終わりと思ったんですか――?」
「くっ、お前っ……!!」
「まさか――。終わりじゃないですよ。まだまだ本番はこれからです」
「っあ…!」
その瞬間あいつの指先が中に入れてきた。そして、鈍い圧力がかかった。それと同時に唖然となった。
中に入ってきている! 俺の中にあいつの指先が!
得体の知らない感覚に体は直ぐに反応した。それと同時に、痛みと羞恥心が一気に襲った。
「やっ、やめ…! ひっ…! ひぁああああっ!!」
あいつは指先を奥まで入れてきた。中指が無理やり中に入ってくる。そして、内壁を押し退けて奥へと。痛みと圧力が身体中に駆け巡った。そして、あいつはその指先を動かしてきた。その瞬間、俺はあいつの前で苦しそうに悶え狂った。
ともだちにシェアしよう!