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支配のそのさき。

 あいつにめちゃくちゃにされて、ショックの余りに呆然と宙を見て黙っていると話しかけてきた。 「どうしたんですか、葛城さん。そんなに放心状態になるほど嬉しかったんですか? ああ、それとも感激してるんですか?」 「ううっ…―」  精神的に打ちのめされると、あいつは俺のアソコをいきなり触ってきた。その瞬間、身体がビクッと反応した。 「嫌じゃないですよ。ほら、触っただけで反応してるじゃないですか?」 「くっ…あっ……!」 「貴方は本当に嘘つきですね。…さてと、そろそろこっちの方も頂くとしましょうか?」 「っ…!? お前、何する…! や、やめっ…!!」  あいつはいきなり両脚を無理やり開かすと、下にしゃがんで穴に指を入れようとした。 「ああ、無理に動かないほうがいいですよ、でないと中で切れちゃうかもしれません」 「なっ…――!?」  あいつはそう言って俺の前で自分の指先を厭らしく舐めた。その言葉に体は恐怖で震えるが、体はさらに熱くなった。 「さっき言いましたよね、貴方を強姦するって…? まさかあれで終わりと思ったんですか――?」 「くっ、お前っ……!!」 「まさか――。終わりじゃないですよ。まだまだ本番はこれからです」 「っあ…!」  その瞬間あいつの指先が中に入れてきた。そして、鈍い圧力がかかった。それと同時に唖然となった。  中に入ってきている! 俺の中にあいつの指先が!  得体の知らない感覚に体は直ぐに反応した。それと同時に、痛みと羞恥心が一気に襲った。 「やっ、やめ…! ひっ…! ひぁああああっ!!」  あいつは指先を奥まで入れてきた。中指が無理やり中に入ってくる。そして、内壁を押し退けて奥へと。痛みと圧力が身体中に駆け巡った。そして、あいつはその指先を動かしてきた。その瞬間、俺はあいつの前で苦しそうに悶え狂った。

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