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第3話

「皇帝、待って下さい」 『もう、会合は終わった。  自由ではないか』 何か声がする。 誰の声? 麗は、自室に行ったまま 寝てしまっていた。 『麗!!我の部屋で待って  いろといっただろう』 『あ、ごめんなさい。勉強  してて・・』 『誰とも会っていなかったか?』 『はい。誰とも会っていません』 清明は家庭教師以外と話す事 や会う事を禁じている。 麗にはその理由が分かって いなかった。 『列、部屋から出てくれ  ないか』 「分かりました、皇帝」 麗の父親が出ていった後 2人きりになった。 『そなたが我の部屋にいない  から心配したぞ。我から  離れるな』 『はい、申し訳ありません。  今度からは気をつけ、んんっ』 清明は最後まで言わせずに 口づけを交わしていた。 『清明様、やめ、んん』 『止めない。そなたは  一生我のものだ』 清明は口づけを止める事は なかった。

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