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第1話

プロロ-グ  何故だ  ----貴方を贄にさせて貰います。  どうしてオレだった?  ----お前一人の犠牲で大勢の者が助かるんだ。喜べよ。  それ以外にも方法があったはずだ!  ----悪いな。オレたちはまだ死にたくない。  オレだって死にたくない!  ----・・・ここに貴方を封じ、それを持って世界への楔とします。  そうか。  ----ごめんなさい。でもこれ以上は待てないの。世界が崩壊する前に。・・・何よりもこれ以上世界に奪われるのが怖いの。  信じていた自分が馬鹿だった。  ----お前のことは忘れない。許せ。  絶対に許さない  ----眠れ。後のことはオレたちがやる。  あぁ、そうか。  背を、命を、魂を預けあった者でさえも裏切るのか。  だったら俺も信じない。  信じるものか。  そして、幾たび生まれ変わろうとも彼の魂を持つ者たちに復讐を・・・・・。  そしてオレは漆黒の闇の中、鎖に繋がれ凍りづけにされながらも決心した。  そしてオレの意識は黒で塗りつぶされた  そしてオレは『俺』に生まれ変わった。  自身を貶めた者達への復讐と、誰も信じぬとうい決意を抱いて。

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