1 / 3
第1話
プロロ-グ
何故だ
----貴方を贄にさせて貰います。
どうしてオレだった?
----お前一人の犠牲で大勢の者が助かるんだ。喜べよ。
それ以外にも方法があったはずだ!
----悪いな。オレたちはまだ死にたくない。
オレだって死にたくない!
----・・・ここに貴方を封じ、それを持って世界への楔とします。
そうか。
----ごめんなさい。でもこれ以上は待てないの。世界が崩壊する前に。・・・何よりもこれ以上世界に奪われるのが怖いの。
信じていた自分が馬鹿だった。
----お前のことは忘れない。許せ。
絶対に許さない
----眠れ。後のことはオレたちがやる。
あぁ、そうか。
背を、命を、魂を預けあった者でさえも裏切るのか。
だったら俺も信じない。
信じるものか。
そして、幾たび生まれ変わろうとも彼の魂を持つ者たちに復讐を・・・・・。
そしてオレは漆黒の闇の中、鎖に繋がれ凍りづけにされながらも決心した。
そしてオレの意識は黒で塗りつぶされた
そしてオレは『俺』に生まれ変わった。
自身を貶めた者達への復讐と、誰も信じぬとうい決意を抱いて。
ともだちにシェアしよう!