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秘密の遊戯②
「はい、おっけ。
お前のも勃たせてくれてたから、着けやすかったわ。
ホント、お利口さん」
嫌だと言いながらも興奮してしまった僕をからかい、クククと耳元で笑われて、羞恥で全身が赤く染まっていくのを感じる。
「とはいえ俺、今日は動くつもりねぇから。
大晴が、気持ちよくさせて?」
これまでいくら求められても、動くのはいつも彼に任せてきた。
……だって女の子相手ならまだしも、遼河くんに対して自ら快感を貪るような真似をするとか。
そんなの、恥ずかし過ぎる!
でも彼はその宣言通り、服の上から僕の胸にイタズラするだけで、動いてはくれない。
言うことを聞かなければ、終わらない。
終わらなければこんな姿を、知之に見られる羽目になる。
精神的にも肉体的にも、どんどん追い込まれて。
……僕は言われるがまま、彼を逝かせるべく自ら腰を使い始めた。
気持ちいいけれど、こんなのじゃ足りない。
彼のモノが擦れる度、欲求と飢餓感だけがどんどん増していく。
中に突っ込んで、いつもみたいにめちゃくちゃに犯して欲しい。
僕がいつももう無理だから、やめてって泣きながらお願いするところを、ガンガンに突かれたくて堪らない。
「りょ……が……くん!前も、触って......!」
彼の手を取り、前に自分から導いての、普段なら絶対にしないようなはしたないおねだり。
ゴクリと彼が、唾を飲み込む気配。
「仕方がないなぁ……。
けど腰振んのは、サボんなよ。
お前だけ気持ちよくなるのは、ズルいだろ?」
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