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プロポーズ

会社辞めよかとも思いました 初めて温ちゃんを見たとき 心臓が 胸が 苦しくなって 一目で好きになってしまったって判りました ても 近寄らない 話さない 好きになってはいけな 自分が辛いだけだから 会社で逢ったり すれ違ったり 打ち合わせするだけで それだけで嬉しかった 嫌われるぐらいなら 見てるだけにしょうって だからあの日同室になったときは 出来るだけ遅く帰って 顔合わさないようにしたのに 凄い勢いで告白された…温ちゃんに 夢?… でも…汚い心に 考えに囚われて  嫌われてもいい 会社辞めることに なってもいいから 一度でいいから温ちゃんに 抱かれたいって思って本気で思って してはいけない告白しました 指しゃぶりの事は事情を知ったら 同情だったり 聞いた以上我慢させてしまったら申し訳ないって思ったし そう…嫌だったから 好きな人に我慢させるなんて ありのまま醜い姿を晒し異常な性癖を それも含めて好きになって貰えたらなんて図々しい気持ちになりました もしかしたら 温ちゃんとなら変われる かもと思ったりしたんです だって… 温ちゃんは… 初めて気持ち悪いって 言わなかったんです 初めて可愛らしって言ってくれました 驚きました 泣きました 有り難くて… でも… やっぱり我慢為ててくれたんですね 当然です…誰だって気持ち悪い 自分だって止めたい… いい年した男が指しゃぶりなんて 笑っちゃいますよ 今まで有難うございました 楽しかった……あっ 温ちゃんといられて…… 沢山幸せ貰いました 明日中には出て行くから  ごっ ごめんなさい」 涙と鼻水がぐちゃぐちゃに混じてしまった俺は 悔しくて…悔しくて なんでなんで…俺の大切な人は淡々と 話すんだよ!こんな酷い話しを なんで話してくれなかったんだよ! 俊也を思いっきり抱きしめた 「違うから!!!!俊 俺こそごめん 脅かして 酷い事したね 本当ごめんな 凄い心配だった 可愛いくてそのままでて良いとも思ったけど どうしても納得出来なくて 知りたくて 理解したくて 俊也は 仕事以外は自分の気持ち隠して 俺にあわせてばかり 甘えているようで逃げていたりする 何を聞いても俊は 何でもないの一点張りだった な訳ないだろ?信じて欲しかったよ 話して欲しかったよ 辛いこと話してよ 恋人だよ! ふたりの気持ちがわかり合えるには その為には 言葉が欲しいんだよ  俊也の本当の言葉が欲しい  聞きたいんだよ セックスだって大事な事だよ でもね 言葉を交わしながらするセックス物凄素敵なんだよ!感じるだから」 俊也の涙は枯れてしまったのか 何でもない そんな顔している 泣いてる俺がおかしいのか 俺は止まらない涙をすすり上げ 「愛してるんだよ 愛しているんだよ 俊也!!! 信じてよ」  「ぁああぁ~ぐぅぁあ本当に本あぁ~あぁ~アアア」 突然顔を歪め  俊也は泣き崩れてしまった 一瞬呆気にとられたが 俺は急いでクローゼットから小さな箱を取り出し 俊也の前に片膝をついて座り手渡した 「結婚してください 久保俊也さん 愛しています」 「嘘っ… エッ は… ウウぐぅはい…う~あぁ~アアア」 泣きじゃりながら頷く俊也 「本当?取り消し無しだぞ やったやったやったやった!!!!」 俺はお~はしゃぎで躍り出した 泣きながら笑っている俺の俊也… そして俊也が静に指摘した 「温ちゃん……全裸だよ」 「ヘェ?えっ!え!!!!~ 馬鹿! 知ってました!!!!!って良いんだよ! イエイ~全裸プロポーズ!大成功!」 プロポーズ初夜だ! おいで 俊 いっぱい指しゃぶりしてください 俺は大好きなんだよ俊の指しゃぶり  でもね 外して行こう 必ずはずそうね そして声聞かせてよ 沢山言葉頂戴よ 気持ち良いよ!想いを言葉にするって 俊也!好きなんだ 愛してるんだ 「変態温ちゃん!愛してる!ありがとう 嬉しい!大好き!死んでも愛してる 離れない!そして  温ちゃんと沢山話したい!伝えたい!」  「よ~し~今晩寝かさないぞ!!!!」 因みに 明日俺休み 俊は午前中撮影…… 担当須永~ 考えただけでも怖い! 翌日 「須永!!!! ボケ! 平!!はどうした!!!!」 「休みです!!!! すみません!」 「ウッ知ってる!平!!!!~あの野郎  …ョウは寝かさないからな!!!!」 「???」 須永~後はよろしく! 今夜ご馳走作るぞ~ たまには迎えに行くよ! 俺の大切な奥さんに 早く逢いたいから!

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