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第3話-1
「ん~~~っ、んー……」
ランスは容赦なく腰をふりながら、強烈ないきおいで口の中を突いてきた。くるしい。もがこうものなら、がっちりと押さえつけて前後しながら快感を求めようとうごく。
「あ〜、きもちいい。そうだ。クロ、そこの練り薬をぬってあげて〜」
「わかった」
「んーー……ッ」
「はじめてだし、切れないようにたっぷりね〜」
「わかった」
ぬるというより、ぬったくられるというかんじで薬のようなものをケツにぶっかけられた。
な、なんだよこれぇ……――ッ。
「あな、うっすらと縦にわれてるな」
「え、うそ。ヤバノちゃんの縦割れなの?」
「ああ、そんな感じだ」
クロの親指がおかまいなしに、ぐりっとはいる。
瞬間、俺は身体を根こそぎ持っていかれそうなほどの悦楽に背をのけ反らせた。
「ひぁっ……ーー!」
ひんやりしたものが、指にまわりつきながら襞に染みこんでいく。奥があつく蕩けて、ちかちかと目が眩む。
尻からはじわじわと火照るような、もぞもぞとした感覚がひろがり、閃光のような快感が炸裂した。
が、口の中はそれどころじゃない。むくむくと怒張がはちきれんばかりに、膨らんでいる。
「ンッ…、ンンンッ……!」
「ヤバノちゃん、もっと舌つかわないとだめだよ〜。へたっぴっぴじゃん〜」
「ランス、あまり無理をさせるな」
「え~だってさ、いつも僕だけ怒られてるじゃん。だからお返しだよ~」
そう言われても、すでに容積が限界値をこえているのだ。のみこむことも、吐きだすこともできずに俺はただただ涎れで雄肉をすべらせて吸うことしかできずに、ぽろぽろと涙を流して咥えていた。
「泣いてるぞ」
「かわいい〜」
じわりじわりとケツがおかしくなるし、液体がなかを満たし、ケツよりも頭が割れそうになる。
「あ、……はぁ。……な、ナ、ニ……これぇ」
「媚薬いりのおくすりだよ〜。僕の癒やしの魔法をさらに追加して闇ルートで流してんだ。ヤバノちゃん、これでトロトロになろうね〜」
「お、おまっ……んぐっ」
「裏情報の取引に必要なんだよ〜」
「ランス、そろそろだしてやれ。かわいそうだ」
「はいはい。終わったら、クロのもなめてあげたら?」
「あひっ、だめっ……」
カラダがおかしくなりそうなくらい、ふわんふわんとかるくなる。あまくて、痺れて、あつい。
「ヤバノちゃん、へたくそだね〜。お鼻で息できる? すっすっハーだよ? ここのお口もちゃんときたえよ?」
「ふぁ、あつ、あつっ」
「あ〜、おしりをふりふりしながら涙ぐっしょりで咥えられるかわいい〜」
ちがう。
けつが。ケツガアツインダヨ……ッ……!
「ふぐぅッ」
「はい、そろそろでるよ~」
腰を突き出して一突きされ、びゆぅうと苦いものが胃のなかに飛んできた。そして、これでもかと奥にちんちんをつめこまれた。
びゅーびゅーと白濁としたものがそそがれる。
「あは。咥えてる顔でいっちゃった〜」
「ふあっ、ふっ、ふっ」
「おそうじもしてね。ぺろぺろってちゃんと吸ってなめて?」
頭をうえから鷲掴みされて、まだ硬さが残っているものを咥えなおされた。
「ぅ……あっ」
「はい、キレイキレイ~。いいこ~。次はクロのばん〜」
ごくんと呑みこんで、手の甲で口をぬぐっているとおそろしい言葉が飛びこんできた。
「……へ?」
「なにいってるの? クロのものあるんだよ。かわいそうでしょ?」
振り返ると、ばきばきのものがこちらをみてぴくんと動いた。クロはちょっとかなしそうな表情でみている。
「ソータ、むりはしなくていい……」
まるで餌をもらいそこねた柴犬のような顔だ。片方なめたら、なんでそうなるんだよ。
「いや……」
「かわいそう〜。クロのはぺろぺろイヤってこと〜?」
「ソータ……」
くっ、ばあちゃんのところの犬みたいな顔やめろ。黒柴にそっくりじゃねぇか。
「……わ、わかったよ。やればいいんだろっ」
「ソータ、すまん」
「あ、はりこセットもあるからね〜」
そういや、そんなものも買っていたなとみると五本の棒が大きさの順に大中小とそろえて箱にはいってあった。
「じゃん!」
「な、な、な……」
よくみるとぶつぶつ、ウネウネと動いているものもある。つうか触手みたいなやつもいる。
「ぜんぶトライできるまでがんばろ〜!」
「ソータ、すまない」
「ぐぅ……ッ」
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