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彼氏:アンタ以上に大切じゃないから気にすんな5

チンポマシーン(総長)と違って陰茎のあつかいに慣れていない。 自分のモノ単体ではすぐに恋人を満足させるのは難しいだろうと思いつつ、後ろから挿入後、片手で恋人の亀頭を撫でていく。 「ひっ、ひぃ、んぅ、……はっはっ、だめぇ、ちん、ちんぽ、こわれ、こわれ、こわれりゅっ」 余裕なく舌足らずに訴えてくるが、無視して、継続なでなで。 むずがるように、ぐずるように、やだやだ、と啼き続ける。 「は、はぅ……あっ、あんっ、んん!!」 ブシャーッと勢いよく便器に放出される液体。 潮吹きというやつだろう。 体から力が抜けても不思議ではないのに恋人は体勢を崩さない。 「ビー玉、まだだもんな」 肩で息をしている恋人の背中を励ますように撫で、大きなビー玉を二つ入れたコンドームを穴にあてがう。 俺が手を動かす前にビー玉を二つは恋人の中に入っていく。 欲しくて仕方がなかったのか恋人の腰が動いていた。 いやらしくヒクつく穴。 もう、ビー玉は飲み込まれた。自分も続くしかない。 先程はすんなり挿入できたが、今度は俺の陰茎が恋人の中に入りきらない。 力任せに押すと「おふぅ、うぐっ」と恋人が呻く。 痛いのだろうか。苦しいのだろうか。それが快感なのだろうか。 恋人のお腹をゆっくりと撫でながら腰を動かさない。 すると恋人が自分の尻たぶを割るようにして挿入している状態の穴を見せてくれる。 「まだまだ足りない?」 指を一本追加してみる。意外と入るものだ。 濁った声でこれ以上は無理だと言われるが、恋人なりの欲しがり方だろう。 円柱型の白濁色の石。浄化の力を持つパワーストーンがある。 俺が手を伸ばして取れる位置にないので、恋人の背中に体重を乗せて棚の奥に手を伸ばす。 そのつもりはなかったが、恋人の中を深くえぐるような、振り回すような動きをしたらしい。 「むりぃぃ、ずっと、イキ続けちゃう、こんなのむりっ」 拗ねて怒った子供のような口調だが、乳首をつねりあげて引っ張ると「ありがとうございますっ」と礼を言われる。 真面目に礼を言いたくなるほど気持ちがよくて嬉しかったのだろう。俺も満たされた気持ちになった。 俺が便座に座り、恋人が俺の上に座る。 正確には腰を下ろさない。 二人分の体重では便座が故障するかもしれない。 俺に座りきらないので、恋人はスクワットのようなことをしていると言える。 俺のモノが抜けきらないほど離れるが、くわえ込みすぎないほど近づく。 スケベで忙しく体力を消耗しすぎる動きだが、開けっぱなしのトイレのドアを見ながら恋人は薬物中毒者のような顔をする。 脳内で気持ちが良くなる薬が生成されているのかもしれない。 うわ言のように「あへぇ、はひぃ」とつぶやいている。 呼吸音なのかもしれない。 乳首に爪を立てながら「射精しないで我慢すること」と告げる。 「おちんぽ、こわれちゃ、ってるか、らっ、むりかもしれにゃい」 口調がふにゃにゃになっている。 チンコは勃起してバキバキなのに。 仕方がないので恋人を立ち上がらせてコンドームを取り出す。 いつの間にか残りはいくつもない。 恋人の息子にコンドームを被せて廊下で四つん這いで待っているように伝えた。 「玄関が開いた瞬間、ぱっくりアナルを見せつけることになるから尻の角度を気をつけとけよ」 どっちの意味に取るかと思えば、当然のように玄関に立った人間が見やすいように尻を上げた。 トイレに置いていたクリスタルガラス製の細工小物。 インテリアとして気に入っていた配置だが、恋人の中に詰め込んで見えなくなっても楽しいものだ。 先程、取れなかった円柱型のパワーストーンや恋人がトイレの床に落としてしまった置き物などを回収する。 洗った上でコンドームに入れて、恋人の中に入れておく。 そのままトイレの壁や床を掃除して、ついでとして便器も磨いておく。 手早く済ませたつもりだが、恋人にはとても長い時間に感じられたようだ。恨みがましい視線を向けられた。 いいや、俺の抑えめになった勃起にショックを受けている顔だ。 完全に勃起した状態では掃除のために屈んだりできない。 ゴムが外れない程度に勃起状態をおさえた。 恋人にそう説明すると「自分の意思で勃起を完全制御するなんて完璧な生命体? ベテランのAV男優……」と褒め言葉かは疑わしい称賛を貰った。 恋人を四つん這いのまま先行して歩かせながら、その後ろからモップがけをする。 床に何かしらの液体が垂れてもこの並びなら俺がすぐに拭ける。 「そこの左の、そう、そこの部屋」 恋人が目当ての部屋の前で止まる。 どうして入らないのかと思ったら頭で扉を押し始めた。 犬が頑張って部屋に侵入しようとする風景を見ているようだ。 四つん這いのままで頑張ろうとする根性に感心して、モップの柄で尻を雑に叩いておく。 恋人も犬の気分になっていたのか「くうぅん」と鳴いて体を丸めた。かわいさ満点の仕草だったので、Tシャツを着せて部屋の中にあった書類をまとめるためのクリップを両乳首につける。 こういうことをされるのが大好きだと顔に書いてある。 頭を撫でると犬のように「はっはっはっ」と舌を出しながら息をした。意外と恋人は多芸だ。 力だけが強いわけではなく、動物の真似も得意だった。 動物に寄せ過ぎたせいで性欲も本能が大暴走気味になるのだろう。 「書斎?」 「ああ、父のな」 「入って、いいのか?」 人の家の廊下で大胆なポーズを取り続けたとは思えない恋人。 常識など頭の中に残っていないと感じていたら、普通の発想をしてきた。 「よくないが……、そういうところでスルのが好きだろ」 恋人は表情を輝かせて「しゅきぃぃ」と小声で口にした。 好きという言葉は恥ずかしいのかもしれない。 お礼にビンビンに立っている乳首につけたクリップをウインドチャイムを鳴らすように左右に指を動かした。 恋人は嬉しそうに「ちくびとれちゃうぅぅ」と悦んだ。 ウィンドチャイムよりもバラエティーに富んだ声が恋人の口から出てくるのは面白い。 いつか端から端まで指を滑らせて奏でるグリッサンド奏法のように恋人の体中を打ち鳴らしていろんな音を聞こうと思う。 息を荒げて「はひはひ」言っている恋人を椅子に座らせる。 逆向きに、だ。 背もたれに上半身を押し付けて、下半身を俺に向ける。 トイレでヤル前から気づいていたことだが、俺はチンポマシーンのようにピストン運動を無限にできるわけではない。 体力は有限なので工夫が必要だ。 恋人だけに働かせるのも論外。 思いついたのが書斎にある椅子についたキャスター。 たぶん、普通よりも俺の体力は持つはずだ。 恋人を退屈させていないか気になるところだが、クリスタルガラス製の細工小物のおかげで、恋人はとても嬉しそうにしている。 脂汗をぬぐって、こめかみにキスをした。 ---------------------------------------------------------------------- 読んでくださってありがとうございます。 有償リクエストで書きました「彼氏視点の本番」でした。 紹介文(あらすじ紹介?)のところにあるように BOOTHでPDF(電子書籍)、ファンボックスで支援者限定での公開をしています。 BOOTHとファンボックスでは 内容は1:不良、彼氏ができるからそして:マゾ奴隷のしつけ方4に18000文字ほどの加筆分と 彼氏:アンタ以上に大切じゃないから気にすんな4の続きの受け視点おまけ3500文字が読めます。 時系列順が 総長による強姦(3:総長、不良を犯す)→彼氏との本番(そして:マゾ奴隷のしつけ方&リクエスト作品)→総長による呼び出し&レイプ(そして:マゾ奴隷の幸せな日常)→彼氏からのお仕置き(未掲載) になっています。 短編として話は終わっているので、 続きは考えていますが、続きが出るかどうかは読みたい人の気持ち次第ですね。

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