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51.キスでイく、視線でイく**
寝巻きの中に、手が入ってくる。
肌の弱いところを擦るユキの手に、ぞくぞくする。
「…ふぅ、ん……」
ハルがキスをねだると、唇が重なる。
くちゅ…
…ちゅ…
柔らかい、ついばむだけの接吻。
(やだ…もっと、して)
すでに敏感になっている乳首に触れられて、思わず声が高くなる。
「ッア…!」
(もっとして)
(何も考えられなくなるくらい)
下半身は立ち上がっている。後ろの穴から蜜がじゅわりと滲んだ。
(あ…ヤバ…今日敏感…かも……)
「ま、って…」
ちゅ、くちゅり……
キスの合間を縫って、待ってくれと懇願する。
「なに?」
「ん、ぅ、、!まって、頼むから…」
くちゅ、ぴちゃり…
覆い被さるユキを押し除けようとしても、びくともしない。
寝巻きは捲り上げられ、敏感な胸をゆるり、ゆるりと撫でられる。
「ア!ァァ…!」
「ハルの声かわいい。好き」
「ぁぅ…ぁ、っっ!」
「おっぱい触られるの好きだよね?」
「やだ…やぁ……ん……ッ!」
(だめ、おかしくなる…!!)
(胸ばっか、触んな…!)
止まないキス。
甘く甘く、舌に絡め取られ…
言いたいことも言えず…
ペニスを扱いて欲しい。触って欲しくて、痛いくらいに勃起しているそこ。
秘部に指を入れて欲しい。ぐちゃぐちゃに濡れているそこを、強くかき混ぜて欲しい。
それなのに、キスだけ、胸だけ。
(下、触って…!)
焦ったくて、泣きたくなる。
「ん……!!んー…!!!!」
ちゅ、ちゅ…くちゅ…ぐちゅ…
舌で犯される。
「〜〜〜〜っっ!!」
乳首をきつく摘まれて…
「はぁっはぁっ、ァッ、ァア…!!」
「…ハル、えっちになったね…」
「ゃ、…!、!」
(ちゃんと触って…!)
ちゅ、ちゅ…くちゅ…ぐちゅ…
いやらしい衣擦れの音。
ベッドの上でもつれあう。
ハルは知らず知らずのうちに腰が揺れて、ユキの身体に性器を擦り付けようとしていた。
だが、届かない。
それどころか、魂胆に気付いたユキが意地悪をして、ハルの身体を押さえつける。
熱を逃す先を取り上げられて…
(ぁ、だめ、いきそ……!)
(キスだけでイっちゃう…!!)
「腰、揺れてんね」
「…っく、!」
「触って欲しい?」
ハルは小刻みに頷く。ほろり、ほろりと涙が溢れた。
「どこ触って欲しいの?」
「ちんぽぉ…さわってぇ…!」
「ちんこだけ?」
「穴もっ、もうぐちゅぐちゅなのぉ…!」
「ふふ…」
「アァっ、ね、ね、おねがひ、」
懇願しながら、ユキの頭を引き寄せてキスを深くする。
ぐちゅ、ぐちゅ、
ぺちゃ、ぴちゃ…
甘く、甘く…ハルは何度もイきそうになり、しかし決定的な刺激が足りず、イきそびれている。
「キス上手になったね」
「っひ、ふぅ、う…!!」
ハルの必死の接吻も、おねだりも効かない。
「なんでえ、いじわるするのぉ…!」
触ってほしい、イきたい。
それしか考えられないハルは、ユキを煽ろうとしてキスを求めて必死に舌を伸ばす。
だが届かない。
ハルの痴態を、ユキは優越感たっぷりの表情で見下ろす。
「…、、、〜〜〜〜!♡♡♡」
その瞬間、背中を快楽が駆け巡る。
制御できない快楽。
こぽり、とペニスから精液が漏れた。
(あ、いまおれ、イッた……♡♡♡)
オスに見下ろされ、蔑まれて、気持ちよく絶頂をしてしまった。
とぷ、とぷ、とぷ……
びくびくと痙攣し、吐精するペニス。
熱く腫れた秘穴から、愛液がどぷり、と溢れた。
「………〜〜〜〜〜♡♡♡♡、、♡♡」
顔は涙でぐちゃぐちゃだ。髪もあちこちに乱れ、痴態を曝け出してハルは絶頂する。
金色の目が、見ている。
ーー見られている。
寝巻きも、下着も脱いでいない。
べっとりと濡れた股間周りを、ユキがくんくんと嗅いだ。すると精液の匂いを確認したのか、尻尾が喜んでぱたぱたと激しく揺らした。
「…イッたね?」
「あぃ………♡♡♡♡♡」
気持ちよく絶頂して、ハルは知能が0になってぽやぽやしている。
「やらしい匂いしてんね〜」
「んぇ…♡」
ズボンとパンツをずらされ、
ねちょり、といやらしい液が糸を引いた。
「あ〜あ(笑)」
「だからやめてっていったのに…」
おまえがわるいんだぞ、と幼稚園児のように甘えた声で喋るハル。
「脱ごっか」
「ん……♡」
ハルが腰を上げると、すぽーんと脱がされる。
射精を終えて、へにゃりと萎んだペニスは精液まみれである。
「べっちゃべちゃだね〜〜」
「よごれたの…」
「そうだね……舐めて、綺麗にしなきゃね」
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