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53.マウンティング***
⚠️攻めが軽く喘ぎます⚠️
⚠️「攻めの喘ぎ」が地雷の方は読み飛ばしてください⚠️
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子宮は、下腹部を指で押して触診することができる。恥骨を上に辿り、膀胱の上部、コリコリとしたひだがあるように感じる、筋肉質なちいさな臓器がそれである。(あまりに硬い場合や違和感のある場合は、婦人科の受診を奨励する)
子宮は平滑筋(へいかつきん)という筋肉でできており、この平滑筋は丈夫な筋肉であるため、子宮も非常に丈夫な臓器といえる。
大きさは通常時であれば縦7~8cm、幅4㎝、鶏卵ほどで、妊娠中は胎児の成長に合わせて伸び、出産直前には長さ約35センチ、幅25センチ程度まで広がり、出産時には胎児を押し出す役目を果たす。
…一般女性でも、自分の子宮を触診したことのある人は少ないだろう。
(おれの子宮…?)
ハルはオメガなので、自身に子宮が備わっていることは勿論知っている。
オメガの子宮。それは今までのハルにとって、手に負えないほどの発情期を呼び起こす厄介な器官でしかない。
だが…
(ここに赤ちゃんが来てくれたら…どんな気持ちになるんだろう)
今のハルには朧げにしか想像できない、特別なコトーー
ハルは、自分の奥深くにあるそこが、じわりと熱を帯びたように感じた。
(嬉しい…?)
(…嬉しい…かもしれない)
(えっちして、妊娠して、お腹が大きくなって…?)
(おれの赤ちゃん…?)
とくん…とくん…
ーー子宮は脈打ち、交尾を欲していた。
「かわいい赤ちゃん、たくさん作ろうね…」
いつの間にか吹いていた潮が、ハル自身の下腹部を濡らしていた。
精液と潮が混じった水溜まりを、ユキは、再び舐め取っていく。
「苦くて、しょっぱくて…」
「んん……♡♡♡♡♡」
「興奮する…」
「うん…♡♡」
「は〜〜…だめ…すごい…クる……」
ハァ、ハァ、とユキが呼吸を荒くして、ハルを組み敷いたまま自分の性器を握った。
そして、立派すぎる逸物を握ったまま、上下に扱いていく。
「はぁ、はぁ…」
ユキの自慰行為。
それも、ハルの目の前で。
(う、わ…エロすぎる……)
(すごい…こんな顔するんだ…)
興奮しきったオスの表情だ。ユキは、自分のものを扱きながら、邪魔そうに前髪を掻き上げた。その仕草がまた男臭くて…ハルはドキドキしながらも、目が離せない。
「はぁ、ハル……」
「う、うん…」
「ハル…ハル…!」
切なそうにユキはハルの名を何度も呼んで、覆い被さってくる。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
重たい身体がのしかかってくる。
その吐息が、ハルの耳をくすぐる。
「ハル、ハル……!」
「…ん…っ、ふ、ぅ……」
耳元で聞かされる、ユキの切ない声。自身の性器を扱きながら、入れたい、入れたいと、訴えている。
ぎし、ぎし、とベッドが揺れ…
覆い被さってくるユキに、きつく抱き締められ…
(うわ、なんだか…)
(挿入(い)れてないのに、犯されてるみたいだ…)
ぎし、ぎし、ぎし…
「はぁ、はぁ、はぁ…」
「ァ、………んっ、ん…う、、…!!」
今までの、ハルを甘やかすだけのプレイとは一線を画している。
ーーこれは、マウンティングだ。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
その時、ぽたり、とハルの頬に何かが垂れた。興奮しきったユキの額の汗が、ハルの顔に落ちてきたのだった。
一心不乱にマウンティングに勤しむユキ。その全身から立ち昇る汗の匂いと、密度の濃い湿気。
(す、ごい……)
(なんか、おれまでドキドキしてくる…)
いきり勃ったペニスがハルの身体に触れた。全身が汗で湿ったユキの肌は、触れた瞬間はひんやりと感じるのに、芯は、熱くほてっている。
「はぁ、はぁ…、ハル、ハル……!」
理性が飛びかけているユキはハルの『入り口』を探そうとしてすぐに諦め…
正常位でハルの尻に股間を押し当て…
手汗で汗ばみ、先走りで濡れたユキの硬いペニスと睾丸を、
愛液でびちゃびちゃになったハルのアナルに押し当て…
そのまま腰を振り始めた。
「ぇ…!!?あンッ!ァ、アッアッアッ…!」
「はぁっはあっはぁっ、」
挿入(はい)ってはいない。ユキのペニスと、ハルの穴が密着しているだけだ。
ぎし、ぎし、ぎし、ぎし…!
愛液でぬるぬる、びちゃびちゃに濡れたアナルに、勃起したペニスを押し当てられ、ゆさゆさと激しく揺さぶられている。
(こんなの、犯されてるのと一緒じゃん…!!)
「あっ、や、ァッッ、待っ………!!」
硬く勃起した強いペニスが、ハルの柔らかく熟れたアナルにコリコリ、ヌルヌルと当たって…
犯されていないのに、喘いでいる。
それが恥ずかしくて、どうにもならなくて、自分で自分の口を塞いだ。
空いている手で、ユキの正気を取り戻そうと、正常位で覆い被さってくる巨体を叩く。
「ねぇっ…!おい、ちょっと、まッ、♡まって…!♡♡ア、ぅ、っ……っ!」
(なにこれっ、…!?)
(…からだ、揺さぶられると、、!!)
身体の奥の性感帯ーーGスポット、ポルチオ、膀胱、精嚢、前立腺ーーそういった全ての器官を、律動することで外から刺激しているのだ。特に、究極の性感帯とも言われるポルチオ(子宮口)、男のアナルセックス最高の絶頂体験と言われるS字結腸が、激しい律動によって外側からぐちゃぐちゃにかき混ぜられているのだ。
全ての性感帯で強制的にナカイキをさせられるようなーー
(こんなの、知らない……!!!!!)
ユキの身体から噴き出した汗が、同じく汗ばんでいるハルの身体に次々と落ちて…
汗が、混じる。
「ア、♡アッ!あン ッ…ア!…ッ!」
「っ、はぁっはあっはぁっ…」
ユキの額から再び溢れた汗が、喘ぎのせいで開きっぱなしだったハルの口の中へ偶然降ってきた。
(ア……♡すごい…しょっぱい…♡♡)
初めて知る、ユキの汗の味。汗だくで、一生懸命に自分のことを思って腰を振っているこのワンコが、愛しくて、可愛くてーー
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