翡「はい、これで会議を終わります、お疲れ様でした」 「「お疲れ様でした」」 俺は水城翡翠(みずしろひすい)です。高校3年生徒会副会長、家は父子家庭で今一学期の括りみたいな会議が終わった。 ちなみに会長である秀一(しゅういち)は出席をしていない。 御「んー、結局秀くんこなかったね〜」 水「そうね、また遊び回ってるのかしら？ 翡翠くん、そろそろ注意した方がいいんじゃないの？」 彼は御影遥(ごかげはる)くん、高校2年で生徒会書記を務めていてクリーム色の髪に天パのカワイイ系の癒しみたいな男。 そして長いストレートヘアをなびかす可憐な少女は水戸瀬美香(みとせみか)ちゃん、俺と同じで高校3年。清楚でお嬢様って感じの綺麗系な女の子。ちなみに会計だ。 みんなが不満を漏らす まぁ、無理もない…滅多に会議にも出ない。おまけに生徒会室にまで顔を滅多に出さなくていつも違う女の子を連れて遊び回ってる生徒会長…不満もたまる。 翡「うん、でもまぁ、何とかやれてるしいいんじゃないかな」 御「でもひぃちゃんばかり負担かかって大変でしょ？？ひぃちゃん僕達に手伝わせてもくれないし」 梅「そうです、あなたが体調を崩したら元も子もありません」 そう、俺は秀一がこない代わりに会長の仕事と副会長の仕事をまとめて行っている。 手伝ってもらわないのはただ単に申し訳ないから… ちなみに彼は梅田武人(うめだたけと)高校1年生で黒縁眼鏡が良く似合う真面目な男のこ。 彼も会計だ。 翡「まぁ。大丈夫だよ…心配してくれてありがとうね？じゃ、先に帰るねお疲れ様」 そう言い残し生徒会室を後にした。 とまぁ、無理矢理話を終わらしたけど………やっぱりこのままはダメだ……… とそんなことを考えて歩いていると校門当たりに数名の男女………その中に、ひときわ目立つ一人を見つけた そう、秀一をみつけた…。