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衝撃的な出会い 7
あのこと、あのこと、
多分、あのことだと思う。
名付けよう!
校舎の裏でキス事件!!
でもアイツだってバレたらデメリットじゃねーのか?
……じゃあ違うことか?
そして、単純な俺は墓穴を掘ることになる。
「な、なんのことだよ!」
「この前、オレと渚が校舎の裏で、キ……」
「ギャー!!待て待て待て!!」
やっぱりあのことだ。
ザッ!校舎の裏でキス事件!!
「なんだよ、うるせーな。」
「おまえだってあのことバレたら終わりじゃねーの?!」
「オレは別にかまわない。むしろ渚をオレの…」
「わーーかったからその先言うなっ!」
今度は読めたぞ。
俺すげー。
きっと、オレのモノだって自慢出来るとか言うつもりだったんだ。
俺様で変態で頭おかしいくらいだからそんぐらい言うに決まってやがる。
「俺はモノじゃねーんだよ!コノヤロー!」
「よく分かったな、さすがオレの渚だ。じゃあ決まりだな。」
あぁ、また墓穴掘った。
「それとこれとは話が別だ!卑怯だぞ!」
「卑怯で結構。どんな手使おうとオレの勝手だ。」
「おい、何がどうなってんだよ」
向井をすっかり忘れてた。
「おい、相原?校舎の裏で何があったんだよ?!」
「そこは気にするな!なんもねーよ!!」
腑に落ちない向井を置いて逃げよとしたら、
やっぱり腕を掴まれて、
嫌だと言っても放してくれねーし。
どうすんだよ、ギャラリーさっきより増えてんじゃんか。
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