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心をほどいて、心を結んで 29
「……ふっ…んっん…」
指をしゃぶりながら、ふと見上げると欲情に濡れた表情の橘と目が合って、一気に恥ずかしさがこみあげてくる。
「……エロっ」
咥えながら自然と上目遣いになってたみたいで、そんな俺にエロいとか言いやがるけど、よっぽど橘の方がエロい顔してる。
なんだかそんな顔見てたら、更に感じてきちゃって咥えてる指を夢中で舐めてしまった。
舌を使ったり吸ったりしながら出し入れする様は、まるでフェラしてるようで……
「……ッ…んっん…はっ…」
夢中になって舐めまくってたら、ジュポッと音を立て口から引き抜かれ、次の瞬間片足を肩に担ぎ今まで口に咥えてた唾液まみれの指を後孔に突き刺してきた。
「……ッ…ちょっ!…んっ!」
「さっき出した俺のと渚の唾液が混じって、すげーグチュグチュ。すぐにでも大丈夫そうだなっ……ッ」
そうして、すぐに2本目の指が追加され一層激しく掻き混ぜられた。
「……あっあっ…ッ…激しっ……んっ」
気持ちよさに悶えてると、もう片方の足も肩に担がれ、気付いたらすげー恥ずかしいカッコされてた…しかも部屋は真っ光りだし。
「……ッ…恥ずかし…っから…ッでんき…消し…てっ…」
「……なんだ、てっきり明るい方が好みかと思ったのにっ」
「……ちげーよっ変態っ!!」
「その変態に指突っ込まれてよがってんの誰だよっ……」
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