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心をほどいて、心を結んで 28
「ゆでダコみてーな顔して言われてもなぁ。明日は学校休め。オレも渚の風邪うつるくらいこれからセックスするから、明日はオレも休みだなぁ……」
キスをしながら俺の質問に器用に答えるけど、答えがやっぱり変態発言だし!
「……ッ…せっ、生徒会長のくせにそんなてきとーなこと言っていいのかよっ!」
「…………なりたくてなったわけじゃねーし。」
まぁ、投票だからな……なんて相変わらず単純に思ってしまった俺は、橘がぽろっと言った一言に気にも止めなかった。
つーか、そのまま押し倒されて俺の頭の中はまた快感に支配され始めてて、何も考えられなくなっちまう。
「………んっんッ」
萎えないと言うだけあって俺の腰辺りには、ガチガチなままの橘のがキスの間中押し付けられてて、
時々俺の息子に擦り腰を揺らすから、俺のだってすでに完勃だし。
そして擦りつけながら片手で頭を固定され、下唇を強めに噛まれる。
すぐに舌が咥内へ入り込んできて、舌を絡め合い生ぬるい唾液を行き来させ、キスを深くしてく。
「……んぁっ……んッ」
キスに夢中になってたらいきなり唇が離れて行って、なんで?って感じで目を開けると目の前に人差し指を突き出して、
「………舐めろっ」
と、一言。
その言い方は命令されてるかのような感じなのに、なんだかその声さえも色っぽくてかっこよくて、俺は無意識にその細く長い指を咥えてしまった……
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