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第5章 想いの証 1

* 眩しい陽射しが目蓋の裏側にまで届き、チカチカして顔を枕に埋める。 柔軟剤のほんのりとした香りと、枕とは違う温もりを感じ、ゆっくり目を開けるといつも居るはずない奴が隣で寝息を立ててた…… ん?! 「………なっ?!」 「…………うるせーなー」 「なんで?!……」 目を閉じたまま、抱き締める腕に力を込め、そいつはまだ寝てろって俺に呟く。 えっと…… ここは、うちじゃない。 そして、隣で寝てるのは、 「……うわっ!!…ッ痛てーー!!」 「なんなんだよ、……たくー」 びっくりして飛び起きたら身体中は激痛だし、声はガラガラ。 しかも、俺もこいつも上半身裸だし…… 「……渚ぁーあたふたしてっとこ悪いんだけど、おまえの風邪うつったかも。身体中だりー」 腕を掴まれぐいっと引き寄せられぽふっとまたベッドに転がされ、見上げると…… 「………た、たちばな」 「………でも、渚の熱は下がったみてーだな」 おでことおでこをコツンとくっつけ、昨日激しい運動して汗かきまくったしな…なんてニヤニヤしながら言うからすっかり色々思い出しちまった。 昨日、橘に何回イかされたか覚えてないくらい何時間も俺たちは求め合った。 俺には男とするなんて初めてだし、ありえねーなんて思ってたけど、実際は女の子とヤるより気持ちよかった。

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