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 衝撃で目を閉じれば衣服を乱す音が聞こえた。すぐ横を薄目でのぞく。ラシャドが堅苦しい軍服のコートを、脱ぎさっているらしい。  きっちり整えた襟首を簡単に乱して、ベッド脇にある卑猥な玩具が並ぶ棚から、何かを引っ掴む。あの苦痛が始まるのだ。あまりの緊張で息を乱すルトに、逞しい体躯が伸しかかった。  くぅとルトの喉が変な音を立てた。 「ぁ、や……」 「二ヵ月半も待ってやったんだぞ。俺が目ぇつけたくらいだ、核種胎なんぞで、死ぬわきゃねぇと思ったが……足を開け」  恐怖でぷらんと縮こまる幼い性器には興味をみせず、尻の肉に隠れた蕾にラシャドの指が向かう。棒のように固まる柔らかな太ももを、大胆に割られた。太い片腕がルトの足を大きく開脚させ、丸見えの白い股に大量の潤滑油が直接たらされた。 「ひっ……、つッ、冷た……い」 「すぐ熱くなんだろ」  ルトのひきつる訴えに、目の先で肉厚な口元が歪む。武骨な指がぬるりと、小さな蕾を探り当てた。太い指先がルトの入り口をえぐったと思えば、息つく間もなく挿入される。一本だけじゃない数本まとめてだ。 「ぁあッ……っ!」  太い指を根元までこじ開けられて内臓がひきつる。侵入する指の動きを排除しようと、ルトの腸壁がうねった。だが長い指は潤滑油のぬめりを借りてぐっと奥まで到達し、腹の中で、コツンと硬い何かに当たる。すぐ真上から、ラシャドが満足げな息をついた。 「核種胎の種だな。ちゃんと仕込まれたみてぇだな。ついでに、魔術師どもに遊ばれたか? 腹ん中が、前よりやわらけぇぞ」 「んくっ、いや……っ、押さない、でっ」  体内で、ころころ移動する種をつつかれた。太い指先がルトの中で遊び、でこぼこするクルミ大の異物をくるくると回される。種が、ルトの腸壁であちこちに居場所を変えた。びくびく喘ぐルトの反応を楽しんでいたラシャドの指が、ずずと注挿を始める。じゅぷじゅぷと音が聞こえた。  異物ではない、熱い指で擦られて、太い指をきゅっと締めつけてしまう。収縮する腹奥に、ひやりとする潤滑油を体内に押しこまれた。抜き差しに合わせ、狭い中が濡れていった。  喘ぐルトの思考がふわんと彷徨い、跳ねる身体を押さえつけられる。ラシャドの指はいつの間にか数を増やして行き来していた。よじるたびにうねる襞がぎちぎちと絡みつけば、ときおり悪戯をするように、奥へ奥へ追いやられた種を弄られる。

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