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「あほか。最初っから二本挿しなんかしたら、すぐがばがばになんだろぉ。最後のショータイムにとってんだよ。そうだな……、てめぇらが全員マワしたらやるか」
「はん。お気遣いどうもぉー。んじゃ次、俺ね」
「ンふっっ、ぐぅ…ッ……んフッ、ンッ、ンぉ、ぐぇ……っ!」
「あはは、かぁわいい鳴き声。もしかしてコレも獣人じゃねぇかなぁ。豚か、アヒル?」
「ガチョウじゃねぇか」
「はははっ、違ぇねぇ。カエルかもしれんぞ」
口を犯されるルトを囲んで笑い声が飛び交う。欲望をどっぷり吐き出された尻穴は酷使され、とめどなく精液と血を垂れ流した。強引に穿たれた穴はすでに切れて開ききって、閉じることを忘れたよう。
口中から揺すられるたびに、下からこぽぽと白濁が押し出された。びっしょり濡れた尻穴へ、新たな凶器が挿入された。
「んごぉ…っ…ぐぇっ、グぁ……ッ」
「ははっ。また鳴いたなー。そぉらっよっ」
何度も擦られ続けた腸壁は熱く過敏で、蛇の大量のぬめりをかりて一気に奥まで突き進まれる。ずちゅずちゅ卑猥な音を立てて、硬く怒張した逸物がルトの尻に根元まで埋められた。
きっと、今度の陰茎には無数の隆起があるのだ、抜き差しされるたびに、敏感になった狭い腸の襞にざわざわしたが感触が引っかかった。柔らかい毛先で肉壁を擦られているよう。痛みと、少しのむず痒さと。あちこち敏感にされた腹の奥が、全面に刺激された。
「んふっ…ッ…、んんっンぅ――ッ!」
「ほら休む暇なんてないって。後がつかえてんだっつのっ」
下から尻を責める獣人がにやつきながら、揺さぶるルトの下半身を高くかかげた。細腰をがっしりと掴み、軽々とルトを持ち上げて立ち上がる。
上背のある獣人が仁王立ちすれば、小さいルトは仰向けで逆立ちに近い体勢になる。だが上の口も咥えているルトの身体は、後頭部だけが地面についた格好になってしまった。頭を置き忘れ、背中から持ち上げられてひどく苦しい。
重力に負け、ルトの張り出た腹が垂れ下がった。不自然な態勢で胎児が下がったのか、腹の奥がずっしりと重たい。面白ぇ、と誰かの声が聞こえた。直後、後孔を責め立てる獣人が体重を乗せ、さらに真上に近い状態からルトの尻穴をどんと破った。
「んごォッ――ッ!」
細い首に負荷がかかりルトの骨が悲鳴を上げて軋む。視界が真っ暗になり意識が遠のいた。だが気を失うことはできなかった。体位が変わり、口を犯す獣人も膝立ちになって立ち位置を変えたからだ。
後頭部だけ地面につくルトの頭がしだいに浮き上がっていく。頭のてっぺんだけがかろうじて地面につき、じゃりじゃりと土にあたった。逆さ吊りだ。ゆらゆらと揺らされて、地面とほぼ平行に、ずぶりといびつな陰茎が口腔に挿しこまれた。
「ゥぐ…ッ…ぁえッ」
「ちょっ、てめぇ、急にケツ持ち上げんなよ! もうちょっとで歯があたるところだったぜ」
「うるせ、ちんたら腰振ってからだろっ」
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