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第82話

「ひ・・・んぅ、ハァ・・・ぁあ・・」 九流はあの告白のあと、溢れる自分の気持ちに抑えが利かず、ざくろを押し倒し服を剥ぎ取って犯した。 ざくろの奥深くまで己をねじ込んで何度も何度も突き上げると必死に九流の背中にしがみついて縋りついた。 「はぁぅぅ・・・・っ、 く、るしぃ・・そこ、やぁぁぁ・・・」 最も感じる最奥の壁の窪みを抉ると目の前をチカチカ点滅させて首を左右に振り、腰を引こうとする。 それを追いかけるようにパンっと腰を打ち付けるとざくろのものから精液が飛び散った。 「キャアぅッ!!」 「逃げると激しくするぞ」 耳元で脅されて、ヒッと息を呑み涙を流して身を硬直させる。 「足、もっと開け」 短い命令に強張る体を少し開くと九流はいい子だと囁いてざくろの体を揺さぶった。 「ひっひっ・・・ヒィャあァぁぁぁ・・っ、へ、変っ・・・変になるぅ・・・や、やめてぇぇ・・ッ!やめてぇぇぇーーーーッ!!!」 ゆっくりだった揺さぶりが徐々に速くなりざくろは悲鳴をあげる。 「む、りぃぃーー、気ぃ・・・狂うゥゥ・・・はぁふぅ・・・、ぁあーーーー、アーーーーーっ!!!」 目の前の視界がスパークして火花が散り、意識が薄らぐと九流の先端にググッと窪みを掘るように抉られてざくろの堕ちかけた意識が覚醒し、涙を散らした。 「そ、そこやめてぇぇぇーーーーーッ、しぬぅ・・・死んじゃうぅ・・、せ、せんぱ・・・・た、たすけ・・・てぇ・・・」 「お前はこうして頭、空っぽにした方がいいんだよ。ほら、どうして欲しいか言えよ」 ズンっと腰を押し進められてざくろは息を詰める。 「ぅあぁ・・・、はぁ、はぁアァ・・・・」 頭の中が真っ白で何も考えられない その考えられない状態はざくろの本音を引き出し、胸の奥に秘めた想いを九流へ抱き着いて啜り泣くように告げた。 「せ・・・んぱい、・・・・すきぃ・・」

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