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4.いざ本番※

リツキさんが上手いのか、俺が感じやすいのかは分からないけど。行為はどんどんエスカレートしていく。散々弄られた突起は敏感すぎて痛いくらいだ。 「うん。元気もいいみたいだし、どんどんいこうか」 「え、え……?」 「だって、見えるだろ?サツキ、もうギンギンだし」 「ギンギンて……うわわっ!俺の息子が!!」 先程までの甘い雰囲気はどこへやら、俺のしょうもない一言でぶち壊しだ。やっぱり俺には可愛い受けは向いていないと思う。 「あはは!ホンっとサツキは面白いな?で、サツキの息子を弄るのと、未知の穴を弄るのと、どっちがイイ?」 「え、えぇと……というか、俺が選ぶんですか?どうしよ……」 「選べないなら、同時にしちゃえばいいか。この辺にどうせあるだろ……お、あったあった」 リツキさんはベッドの脇のサイドテーブルに手を伸ばしてゴソゴソし始める。俺が大人しく待っていると、ローションを引っ張りだして自分の手に出していく。その過程で下で寝転んだままの俺にもポタポタとローションが垂れてくる。 「ぅ、何かちょっと垂れた……」 「今からいっぱい塗り込むから問題ないだろ。じゃあ、コッチと……コッチな」 「ちょ、ちょっとっ!ぁ……そ、そんないきなり塗り込んだら……」 ぬちょぬちょとしたローションが、俺の息子とエッチなことをする穴に塗り込まれていく。まさかの同時攻撃に、俺はどうしようもなく感じてしまって。また声が上ずってくる。 「んぁっ、ぁ、あぁっ!あ、こんな、同時だなんてぇ……」 「エロスイッチに切り替わるの早いな?コッチは普段抜いてるだろ?サツキが好きなのは、この裏筋辺りを親指で擦りあげて……先をグリっと強めに弄る」 「や、やめ……あぁぁっ!?」 何故か俺の弱いところを熟知された動きで、ビュッっと勢いよく吹き出し、息子はあっさり果ててしまった。 (は、早すぎるだろ……!しかも、お尻の穴弄られてるし……異物感凄いのに、ヤバい、ヤバすぎる…っ…) 「あ、あ、あ、そんなに、指を動かしたら……っくぅ」 「なぁに今更恥ずかしがってんだよ。折角イイ顔してんのに、もっと見せろって」 「む、むりぃ!絶対、変な顔、してるから……あぁんっ!」 コツ、と叩かれた場所は、大抵の受けがやられている前立腺に違いない。俺も例外ではなく、目の前がチカチカする。息も上がるし、俺の口からは何か変な声しか出てこない。自分じゃないみたいな声も恥ずかしくて穴があったら逃げ込みたい。俺が逃げようとすると、がっしり腰を掴まれて、次々に挿入する指を増やされていく。 「まぁ、ここでは切れたりしないから。たぶん」 「た、たぶんって……ぁっ、んぁぁ…っ、も、指、挿れないで…ぇ……」 「それは聞けないお願いだな。サツキを気持ちよくさせたいから、あともうちょっと付き合ってくれって」 「……っふ――ふぁぁ、ぁ……」 ダメだ、もう何も考えられない。頭の中がピンク一色になるような感覚についていけない。自分がどんな顔をしているのかも分からないし、もう、早く開放してほしくて堪らない。 「リツキさ、ん……っ…、俺、俺……」 「あぁ、もうだいぶ解れたからいけそうだ。じゃあ、コッチも初めまして、だな」 指を引き抜かれたと思うと、力強く足を高く持ち上げられる。いつの間にか取り出されていたリツキさんの逞しいモノが、俺のナカに埋められようとしていた。 「…あ、あぁ……挿入って、くるぅ……熱、い……苦し…い、よぅ……」 「よしよし……最初は辛いよな?少しずつ挿れてやるから」 頭を撫でられ、優しい唇でキスされる。信じられないことだらけなのに、キスだけで不安が少しずつ和らいでいくのが不思議だ。縋るように口を開くと、また舌を絡められた。深く捕われているうちに、いつの間にかリツキさんが全て自分のナカに埋まったみたいだ。苦しいはずなのに、妙な安心感もあって。あったかい。 「んっ……んぁ、ぁ…ン、ふぅ……」 「ン……だいぶ、馴染んできたみたいだ。少し動くぞ」 唇を離したリツキさんがゆさゆさと身体を揺らして律動する。その動きは労るように優しくて、俺はもう感じることしかできなくなる。 「あ、あぁ……んぁ……」 「良さそうで良かった。どうだ?初体験の感想は?」 「ぁ、は、い……あったかくて、何か……幸せな、感じがします……」 「それは良かった。サツキ、凄く気持ちよさそうな顔してるから」 俺がどんな顔をしているのか分からないが、俺からしたら間近のリツキさんの笑顔が尊くて、胸の中がキュンっとする。 「リツキさんも、気持ちいい、ですか?」 「そうだな、これはこれでいいけど、もう少し刺激的にしてみようか。サツキが思ってたより余裕あるみたいだし」 リツキさんは俺の身体を起こすと、自分の上に乗せて座らせる。その体勢になった途端、最奥を突かれて、驚いた息子がまた白濁を零した。

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