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第12話

何が楽しいのか知らないけど、こっちは誰かさんのせいで限界なんだよっ!! 「もういい、退けよ。」 下半身を触っている手首を掴んで兄貴の下から逃れようとするがーーー・・・・・・。 「逃げんなよ。」 俺のわずかな抵抗虚しく、すぐまた組み敷かれる。 「すぐに気持ちよくしてやるから。」 さっきとは違う優しいキスをしながら当たり前のように舌入れてくる。 長いような短いようなキスから離れると、俺の上に馬乗りになった兄貴がベルトを外し、気付いたらズボンまで脱がされた。 「俺でこんなんなってる晃もいいな。すげえゾクゾクするっつーか、」 若干変態発言する兄貴に引く。 「誰かさんのせいで限界なんだよ、早く・・・・・・しろよ」 「生意気。でもそこも可愛いけどな。」 そう訳のわからないことを言うと、兄貴の手が直に俺のに触れる。 「んぅっ、んんんっ、あっ、んんっっ」 同性愛者だって言ってるだけあって、同じ男として扱き方が上手いというか、自分でするのとは違って、人にされるのがこんな気持ち良いって知らない。 「晃、きもちいい?」 俺のを扱きながらたまにキスやらしてた兄貴の上擦った声が耳の中に響く。 低くもなく高くもなく、掠れ気味なのがすごい良い声に聞こえるとか、俺もだいぶ感化されてる。 俺が無言で、というか喘ぎながら頷いてると俺のとは別に硬いものと一緒に扱かれてることに気づく。 これってーーー・・・・・・。 兄貴の・・・・・・? こんなのマジで知らないし、擦り合わせられてるのが気持ちいいとかーーー・・・・・・。 「あに、き、もうヤバイ。イキそうっっ。」 「ん、俺も。」 俺と兄貴は同時に果てた。

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