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第8話
「…………」
引き戸を開くと、床に零したその精を舌で舐めようとしている若い男がいた。
細身の白い肌。
黒のTシャツだけを身に纏い、下半身を露出したまま、彼は頬を薄紅色に染めて恍惚とした表情をしていた。
「あぁ……せんせい……」
「…………」
切れ長のその瞳に、私は妖しい光を見た。
「……この神聖な場所で貴方という人は……」
「ひぃ……ッ……!!!」
その瞳に魅入られ、気づいた時には彼の黒髪を引っ張り精液のついている床に押し付けていた。
「今すぐ綺麗にしてください。分かりましたか?」
「は……っ、はひ……っ……!!!」
夢中で床を舐め始める男。
私に乱暴な事をされているというのに、その呼吸はどこか嬉しそうに弾んでいた。
「せ…せんせい、綺麗にしました。ですから、ですから次は……」
彼は私の足元に跪き、股間に顔を埋める。
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