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一緒にお風呂[3]*
真っ赤に張り詰めたソレをやさしく舐め上げる。
ほんとだ…。すぐに発射しちゃいそう。
括れた部分を舌で擽って、先っぽを咥え込む。
ぢゅーっとつよく吸うと、口の中に悠さんの味が広がった。
「へへっ、美味しい…」
口を離して笑うと、苦笑する悠さんに額の髪を掻き上げられる。
「いつからそんな、先走り飲んで悦ぶど淫乱になっちゃったの、お前は」
「悠さんに仕込まれたんです」
「っ…あーっ、もう…」
堪らない、と吐き出すように漏らした悠さんは、俺の頭の後ろを両手で支えると、口元に透明の液の光るソレを押し付けた。
「もっとシていいろ?」
喋ってるうちに、口に入り込んでくる。
「もっと奥まで咥えなさい」
「ふぁい……んぅ…ふっ、ン……っ」
喉の奥まで入ってきたモノが手前に抜けて、また奥まで挿し込まれて、口の中でピストン運動を繰り返す。
頭を押さえつけられて、自由が効かない。
もっと気持ち良くなってもらいたいから、せめて舌を動かしたり口を窄めたりして刺激を与える。
「んっ…、ヤバ…」
悠さんの手がほっぺを押さえて、口から引き抜かれた。
また根元をギュッと握ってる。
「んっ……はぁ…イッちゃいそう?」
息を整えながら顔を覗きこむと、
「ああ…ヤバい…」
余裕のない顔で荒い息を繰り返す。
「皐月……挿れていい?」
「…うん。俺ももう……挿れて…欲しいです…」
頷くと、バスタブのフチに手をつかされ、脚を開かされた。
「でもその前に、ここもトリートメントしような」
お尻が左右に押し分けられ、顕になった窄みに熱い息がかかる。
「やぁあ…っ」
空気に与えられる刺激だけで、フルフルしてしまう。
「凄いヒクヒクしてるよ、皐月。そんなにココに、俺が欲しいの?」
「っ………ばかっ…」
1回言ったじゃん!2回も3回も言えるか、恥ずかしい……。
悠さんは指の腹で周りをなぞって、息をフゥーっと吹きかけてくる。
もどかしくて、指の動きに合わせようと動くと、腰をギュッと掴んで止められた。
「んっ…もぉっ……いじわるすんな…っ」
バスタブから片手を外して、腰を掴む手を握る。
「どうして欲しいの?」
指の間に一本一本、指が絡められた。
長くて少し硬い指が指の股を撫でながら、するりと抜け出していく。
「舐めて…くれるんじゃないの…?」
「ココ、…舐めてほしいの?」
指先が、ツプリと挿入り込んでくる。
「ぁ……ぅんっ…、舐めて…欲し──っん…!あぁ…っ」
腰がビクンと震えた。
指を伝って、舌が中に攻め入ってくる。
入り口に押し当てられた唇が、角度を変える度ちゅぶちゅぶといやらしい音を立てる。
指と舌が内壁を押し広げながら、奥へ奥へと進む。
「っ…はぁん…っ」
指が触れたゴリッという感触に、腰が大きく跳ね上がった。
「うん。皐月はここ、気持ちいいんだよな」
舌が引き抜かれて、代わりに指が2本、3本と増やされていく。
奥を、気持ちいいところをコリコリと擦って、どんどんと穴は押し広げられて………
「ゃっ、やっ、そこだめっ…!だめ…っ、でちゃっ……っ!」
バスルームの床に、白濁した液がぴゅぴゅっと吐き出された。
崩れ落ちそうになった腰を悠さんが支えてくれる。
「風呂の中だと掃除が楽でいいな」
もぉーっ!何言ってんだこの人は!!
「生で挿れてもすぐに洗い流してあげられるしな。……中出ししていい?」
「っ…!?~~~っ、好きにすればいいじゃん!」
「じゃあ、お許しも出たということで」
…あ……、挿入ってくる……
押し当てられた熱が、ゆっくりと中に侵入してきた。
「んっ…、かたい…」
夢見心地の吐息混じりの呟きに、悠さんが喉を震わせる。
「皐月…、煽らないでくれる?」
耳穴に入る熱い息に、俺の熱も一気に昂ってすっかり元通りにピンと勃ち上がっていた。
抜き差しを繰り返して、ゆっくりと奥に進んでくる。
「昼間ヤったばかりだから、皐月の中、まだ柔らかいな」
「そんなの…――っ…ぁあっ!…んっ…ぁっ…やぁ……ッ」
半分くらい挿入っていたモノに、一気に奥まで貫かれた。
ギリギリまで抜いて再び突き刺そうと、俺の腰に当てた手に力を入れた悠さんが、しかし腰を曲げて俺の顔を覗き込む。
「皐月…?皐月さん?」
「………」
息、苦しいし…。
「もしかして…」
脚、ガクガクだし…。
「挿入れただけでイッちゃった?」
「っ……!!」
ぜったい顔、真っ赤だし!!
「こういうの、なんて言うんだっけ?」
知るかっ!!
「ああ、トコロテンだ。突いたら出るからって、昔の人って上手い事言うよな」
「うるさい…」
「突かれただけで触られなくても出るようになったんだな…」
しみじみと何言ってんだ!?
「もう、皐月も立派なネコだよなあ」
なんだよ、やだもうこの人!!
「デリカシー!」
「ん?…ははっ、ごめんごめん」
プッ、くすくす……じゃないよ!まったく…。
悠さんは笑いながら、挿入れたまんま俺を回転させようと試みる。
それムリだから。足そんなに上がんないから!
「1回抜いていい?」
「いちいち訊くな!!」
ぷつりと引き抜かれると、ひ…ゃん、と声が漏れた。
もうダメだ。こんなことしてて今更だけど、俺はもう男としての尊厳を失ってしまったのかもしれない。
2回目なのに、なんかあっという間にイッちゃって、恥ずかしいしっ……
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