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押せ押せ大作戦 2

「別に用ということはないが…、その、少し心配になって」 「え?なにが?」 「先程、…少し様子がおかしい気がしてな」 ツツジはなんのことかと首を傾けた。 「確かに俺がお願いしたけどさぁ、 おじさんからちゅーしてくれたんじゃん?」 「それじゃない」 ゼアレスは頭を抱えている。 「はぁ…心配するだけ無駄だったか…?」 「なんだ。おじさんそんなことでわざわざ来てくれたんだ」 「そんなことって…人がどれだけ…… はぁ、まあいい…」 嬉しくなってツツジはにやーっと頬を緩めて笑った。 どうやら好感度が一段階上がったらしいと心の中でガッツポーズをしながら 彼にぎゅっと抱き着いた。 「ありがとう、おじさん」 「おい…くっつくな」 「えーだってえ」 ツツジは甘えるようにゼアレスを見上げる。 彼はまた心なしか顔を赤くして、睨んでくる。 作戦が、ガンガンいこうぜしか持ち合わせていないツツジは膝立ちになるようにして彼の顔に自分の顔を近付けた。 「…ん“!?」 するりと彼の顔を両手で掴み唇を奪う。 案の定彼は暴れるが、ツツジは彼の膝の上に馬乗りになってそれをなるべく邪魔するのだった。 「んむ、こら、…っ!」 ゼアレスは唇の隙間から文句を言ってくるが、 ツツジは無視をして彼の唇を舐めた。 「ッ!?!」 ゼアレスの身体が固まり、その隙に彼の口腔に舌を侵入させる。 逃げようとする彼の頭をガッチリ掴んだまま、舌を固めたり唇を吸ったりした。

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