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夜明け前が一番暗い 4

「ん、おじさ、…はぁ…も、きて…?我慢できな…ぃ」 ツツジの両足が腰のあたりに絡み付いてきて、 上目遣いに懇願されるとゼアレスはまた身体が沸騰するのを感じた。 しかし指ですらこんなに窮屈なのに、自分の意思と反して膨らんでいってしまうモノを突っ込むなど、 壊れてしまうのではないかとすら思うのだが 「ね、ぇ…お願いってばぁ…」 ツツジは上擦った声で居た堪れなそうに身を捩っている。 理性、理性を失うな、と言い聞かせ続けているのだが 至近距離で感じる彼の甘い声に心を折られそうになる。 ゼアレスは彼の身体から指を引き抜き、腰に絡み付いてくる足を掴んだ。 「いいんだな…?本当に…」 ゼアレスが聞くと、ツツジはこくこくと頷いた。 切なげに寄せられた眉、紅潮した頬、涙で滲んだ瞳に見つめられる。 そんな顔をされて我慢ができる男が果たしているのだろうか。 ゼアレスは先程よりも熱くなっているような気がしてならない中心をその狭い場所へと充てがった。 「ん、あ…っァ」 ゆっくり、ゆっくり、壊さぬようにと思うのだけれど 彼の体温に包まれ始めた事を察知した自分の中心は、先へ先へと進もうとする。 ツツジはそれを確かに受け入れながらも、身体を仰け反らせうまく息が吸えていないようだった。 「ツツジ…大丈夫か…?」 ある程度の所まで侵攻すると、 びくびくと震えているツツジの頭を撫でた。 「ん…、おっき、すぎて…やばい…」 「すまん…痛いか?」 「ちがう…気持ちいすぎて、やばいの」 ツツジは口元の唾液を拭いながら、ゼアレスの腕を取りやがて指を絡めるように手を繋いだ。 「へへ…俺幸せだ……」 ツツジはそう言って微笑んだ。 その笑顔にまた胸が締め付けられる。 自分はこんなことは初めてだが、彼は多分そうではないし 彼の話ぶりからすると恐らくこれまでは、きっと望まない形であったのだろうと思う。 それ以外もきっと、彼のこれまでを思うと 大事に、大切に、大切に、この存在を守ってやりたい。 そんな気持ちに襲われる。 「ツツジ…好きだ…」 思わずまた気持ちが勝手に口から溢れた。 彼の手を握り返す、と内部が中心をぎゅうっと締め付けてくる。 すると彼の腰が勝手に動き始め、ゼアレスもそれに合わせようとした。 「あ、っ…あ、まっ…だめ…」 絡めた指が強く握られ、仰け反りながらツツジは唇を噛んだ。 触ってすらいなかった彼の中心が弾け、放れた液体が2人の間を濡らした。 「はぁ…ーっ…」 ツツジは暫く痙攣していたが、どうしていいかわからずに止まっているとこちらに抱きついてくる。 「ん、ごめ…イっちゃった…」 耳元で彼の濡れた声が小さく響く。

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