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休息5(※)
…ピチャ、クチュ…チュッ
グチャ、グチュッ…グチュッ…!
「ウァ、アァッ…アン!…そう、が…ッ…アッ!」
あの後、蒼牙は俺を抱えあげ寝室に運ぶと、ベッドに俺を押し倒して性急に衣服を剥ぎ取ってきた。
『あそこじゃ狭くて、悠を愛し尽くせないから。』
そう言って微笑んできた蒼牙にゾクゾクする。
抵抗なんてするつもりはなかったが、あまりにも手際よく脱がされ少し笑ってしまった。
『笑える余裕があるのは今だけだよ…悠』
そう宣言された通り、笑えたのはその時だけで、今はもう喋る余裕すらない。
音をたてて口で自身を愛撫され、後孔には指が二本差し込まれている。
ローションを纏ったその指は、痛みを感じさせることなく激しく出入りを繰り返していく。
時折指を曲げて、弱いとこにグリグリと刺激を送ってきたかと思うと、かき混ぜるようにグルリと回してくる。
その間も口の中で熱く昂った自身に吸い付かれ、舌を這わされ…激流のような快楽に身悶えた。
「ハァ…アッ!…ンアッ、アンッ!!」
グチュグチュッ…グリュリュリユ!!
一際深く指を挿入され小刻みに動かされると、我慢なんてできなくて。
蒼牙の口の中で果ててしまった。
「ハァ…ハァ…、ンッ…蒼牙、あ、ヤァ…離せ」
…ピチャ、クチュ…チュッ
なのに蒼牙は口を離してはくれず、尚も自身に舌を這わしてくる。
一度達して一気に熱が引いていく感覚と、まだまだ与えられる新たな快感が同時に襲ってきて、俺は頭を振って身体を捩る。
「チユ…、ダメ…煽ってきたのは悠なんだから、責任とって。…甘えさせてくれるんだろ?」
そう言って舌を使って自身に刺激を与えられると、また熱が集まって形を変えていくのが分かった。
いつの間にか指は三本に増やされ、太さを馴染ませてくる。
「ハァ…ハァ…、ンッ!いいよ…蒼牙の好きに…しろ…」
太ももを押さえ付けていた手に力が篭り、顔をあげた蒼牙が綺麗に微笑んだー。
身体を起こされ、胡座をかいた蒼牙に向かい合うようにして跨がされる。
「そのまま腰を降ろして…」
耳を甘噛みしながら囁かれ、震えながら腰を下ろしていった。
蒼牙に双丘を掴まれ誘導される。
「あぁ…ッ…」
熱い塊がゆっくりと後孔に侵入してくる感覚に、眉を寄せて堪えた。
…グチュッ…!
蒼牙の繁みが後ろに当たり、全て挿入ったことを伝えてきたー。
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