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第3話

でも射精はさせなかった。 唇で扱いても根元を締め付けて出させない。 「出したい・・・」 アイツが泣く。 こんな風に男の場所を虐めると、腰の動きが男の突き上げっぽくなるのがまた可愛いい。 「後ろでイこうか」 オレはアイツを宥めた それほどほぐしてなくても、十分柔らかい。 毎日してるからな。 「舐めて」 そうお願いするとアイツは、夢中でオレのを舐めてしゃぶってくれた。 オレと同じくらいコイツもオレのをしゃぶるのが好きなのだ。 舐めてもらってから、いつも持参のコンドームをつけて、腰を持ち上げてゆっくりアイツを貫いた。 ゆっくりだ、優しく、乱暴になんかしない。 ひぃん ひぃ ひぃっ ひぃん 細い声を楽しむ。 穴の中も最高だ。 女の子の穴とは違う締め付け。 でも絡みついてくるのは同じ。 後ろに入れてるだけなのに、女の子の穴でも感じているのが分かってしまう。 濡れてピクピクしているヴァギナも、ビクンビクンしてるペニスも、丸見えでエロくて。 「オレ以外のヤツに女の子にされて犯されたいのか?おまえ、女扱いされるぞ」 囁く。 ウソじゃない。 身体のことがバレたらコイツを女にしたがるやつらがコイツを犯したがるはずだ。 「お前はちゃんと男だ。オレはわかってるけど」 オレは言ってアイツの好きなところを念入りに擦ってやった。 「優しくしてるし、気持ち良くしてるし、お前の秘密も守ってるだろ?」 懇願するようだったかもしれない。 「後ろでイこう。男だもんな」 オレは動きを速くした。 後しろでもうこんなに感じるコイツが好き。 「オレは・・・男・・・男だ」 アイツが泣くのを受け止めてやる。 「そうだよ、そうだ」 そう言いながら、深く抉った。 アイツが高い声をあげて射精した。 中でもイってて。 多分女の子でもイってる。 現実に有り得ない本当に2つの性器を持つコイツが、どんだけ感じてるのか。 オレとのセックスがやめられなくなっていることからもそれは推測できて、エロすぎる。 オレも止められない。 アイツの中で射精した。 気持ち良すぎた。 コイツ以外は要らないくらい。 他の誰かではもう無理なのは分かってた。 痙攣しているアイツの中でイきながら、いつも感じるのはもう手放せないということだけ。 終わった後しばらく抱き合ってた。 授業はサボってしまったな。 「修学旅行は諦めろ」 オレは優しく言った。 こんなにエロいコイツを危険にさらせない。 でも、アイツが泣くから。 普通の男子高校生みたいにしたかったと泣くから。 「オレも行かないから」 オレは言った。 高校生らしい思い出をコイツだけがないのは可哀想だろ。 当然オレも付き合う。 「オレの田舎にでも二人で行こう」 オレの言葉にアイツはビックリしていた。 オレも行かないと言うと思っていなかったのだろう。 「じいちゃんばあちゃんの家には離れがあるから。どうせ修学旅行スキー旅行だろ、それよりオレとスノボしようぜ」 高校生の男同士らしく。 アイツが泣いた。 本当は諦めていたから。 秘密をバレるのを恐れているのは一番コイツだ。 「大丈夫、オレはお前の味方だよ」 オレは言った。 しがみついてくるコイツを抱きしめながら、もっともっとオレに依存させようと思った。 オレのだ。 オレだけの。 秘密の身体。 オレ以外は要らないようになればいい。 心も身体も 終わり

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