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第6話

 何という事を!! (俺っ)  よりによって、魔軍最高幹部にして、魔王亡き後、政治の一切を取り仕切り魔族の頂上に立つ魔軍宰相・オルフェーヴルの…… 「ち……」 「ち?」 「ちちちー」 「ちち?」  ちちじゃない。 「ちちん」 「ぷいぷい」  じゃない。 「ちち、ちち、ちんち」 「ん」  それ! 「ちん」 「こ」  握っちゃってるー★  ムギュ 「ひゃ」  何やってる、俺!  早く離さないと!  ムギュン 「ひゃふ」  焦れば焦るほど手から離れない。  ムギュギュン  つか、どうして? 「オルフェ、裸なの!?」 「添い寝をさせて頂きましたので」 「添い寝?」 「私は淫魔です。勇者様の精気を吸わせて頂く了承を得ましたが」 「それと添い寝と裸がどう関係するのさ!」 「全裸で添い寝すると、効率よく精気を吸えるのです」 「聞いてない!」 「お伝えしておりませんでしたので」 「大事なことはちゃんと言って」 「はい。これからは、そう致します。それでは早速、大事なことをお伝えしますね」 「なに?」 「勇者様も全裸ですよ」  ………  ………  ……… 「ヒャアアアァァアーッ!!」  すっぽんぽん★ 「なんでっ」 「精気を吸われる対象者も全裸になって頂くのが、最も効率よく精気を吸う方法です」 「ヒギャアァァアアーッ!!」  一糸まとわぬ生まれたばかりの姿になってる。 「おパンツ」 「あそこです」  オルフェが指差したのは、遥か先。  遠く遠くの床の上。  アァ、どうしてあんな所で哀しい姿に。  サンスベリアの葉っぱの先に、ぴらんと引っ掛かっている。  愛するボクサーパンツ〜〜

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