7 / 53
第7話
うぅ、う〜
おパンツは絶望的だ。
ここからじゃ絶対、手が届かない。
こうなったら仕方ない。
「オルフェがおパンツ履いて」
「勇者様のをですか?私には小さいかと思いますが」
「そうじゃない!」
オルフェの。
「自分のおパンツ履いて」
「しかし……」
どうしたのだろう?
瞳を曇らせて戸惑う。
魔族にとって、おパンツを履く行為はそれ程までに屈辱的なのだろうか。
「勇者様が離してくれません」
「何を?」
「ちんこ」
ムギュン
「ヒャア!」
そうだったー★
オルフェの大事なムスコを握ってたんだったー!!
右手がご子息から離れない。
なんでっ
どうしてっ
「どうしよう」
ムギュ
ヒャア〜!意志とは反して握ってしまって、キャ!
(今、ドクンッ……って)
血管が脈打った。
「大きくなった」
硬く、熱く、逞しく、オルフェ自身が変化している。
「私も雄ですから……お分かりでしょう?」
「ダメだよ」
ビュクンッ
オルフェが言う事を聞いてくれない。
「鎮まれ〜。オルフェ鎮まって〜」
さすさすさす
熱いの熱いの飛んでいけー
遠い魔界のお山へ飛んでいけー
「気持ちいいです。勇者様」
ドクッ
「ヒャ」
さすっちゃ逆効果だ。
更に大きくなってしまった。
一体どうすれば!?
意に反して、オルフェの偉大な股間のイチモツを握ってしまっている。
離そうとしているのに、手が離れない。それどころか★
はすはすはす!
さする動作が一段と力強くなってしまっている。
これは最早、ナニを扱く動きだ。
「勇者様、無駄な抵抗はおやめ下さい」
……どういうこと?
「勇者様が私から離れようとすればする程、離れられなくなる魔法をかけました」
「えええーッ!」
それじゃあ、俺の手は★
「一生、オルフェのちん……」
「こ」
「……から離れられないの?」
「そうですよ。一生、私自身を握り続けて下さい」
ヒギャアァァアアアーッ!!
ともだちにシェアしよう!