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第9話

 一護(いちご)のお尻の割れ目と寧人(よしと)のアレの盛り上がりが触れる。その時に…… 「ああぅ!」  とつい声を出してしまった寧人だが、それに気づかぬのか一護はまだ擦り付ける。  パソコンに夢中になりながらもまだ激しく。わざとなのか? 「やめろ、一護……お前は男だろっ」  と言いながらも寧人は抵抗せず。一護が振り返ると彼も悶えるような顔で見つめる。 「男だけどぉ、なあに?」 「あああっ……」 「寧人、すっごい感じちゃってるぅ」 「やめろっ、やめろぉおお」  と言われて一護は寧人から降りた。 「はい、やめたよ……」 「もうあっち行ってくれ」  一護は行こうとしない。そして寧人のアレを指を刺して片方の指は自分で舐めている。艶かしく。 「ねぇ、この大きくなったやつ、どうするの? あ、オナホで処理する? あー、ここにあるあるぅー。このオナホすっごくやばいよねぇー。僕も使うよっ」 「う、うるさいっ! 勝手に人の部屋のものを触るなよ!」  寧人はオナホを一護から奪い、部屋の隅に投げつける。すると一護が跪いて寧人のズボンの上からキスをする。 「お、おいっ」  寧人のアレの形に沿って口でハムハムと咥える。 「あったかい……僕のお口の方があのオナホよりも従順で温かくて気持ちいいんだよっ。ちゅっ!」 「やめろっ! まじでやめろっ」 「って言う割には抵抗しない。匂い……好きな匂いっ」 「ち、力が入らないっ……ああああっ」  今度は一護が寧人のズボンを下ろしてボクサーパンツの上から同じように咥える。寧人の下着がすこし湿っている。  一護は上目遣いで寧人を見る。 「感じちゃってちょっと出ちゃったかな? 可愛い……もっと出して気持ちよくなろうよー」 「ん、んなけないっ……ああああっ!」  とうとう一護は寧人のボクサーパンツまで下ろして剥き出しになった寧人の大きなアレを直接咥えた。ビーンと立ち上がったものを一生懸命口に含む。 「ああんっ、すごぉいいっ……大きなカリっ、太いし黒いっ……」  一護は舐め回し、ジュポジュポとわざと音を立ててねぶる。寧人は放心して椅子にもたれかかってる。一護の動きはとても激しい。  もちろん寧人は男にやられるどころか女の人にでさえもやってもらったことのないフェラをされて激しく悶える。  オナホでは味わえない快楽。温かく柔らかくてテンポの良い動き。その咥える顔もエロい。 「あああああああっ」  音も喘ぎ声も大きくなり、寧人は一護の頭を掴んで動かした。 「動かすぞ。いいかっ?」  一護は頷いて寧人の要望に応えた。こんなことをするのはAVで見た行為である。一護は苦しい顔をするが必死に寧人のアレをねぶる。離れないように力強く激しく動かす。自分本位に。腰をものすごいピストン運動。いつも以上に興奮し、服従させたい気持ちになりたくさん打ち付ける。そして…… 「んあっ!!!」  と寧人の大きい声とともに一護の口の中に精液が放たれた。 「飲め……」  虚な目をしながら寧人がそう言うが、一護は口を外して近くにあったティッシュに精液を出した。 「オエッ、飲めるかいっ! AVの見すぎ。こんなまずいもん飲めるかって。調子に乗らないで」  寧人はだらんとしたアレを放置されたままさっきまで可愛い表情をしていた一護の変貌に目を丸くする。一護は台所で口を何度も濯いでいる。 「ごめん……その……」 一気に気分が覚めて自分のしたことに悔いいる。嫌われたと駆けつける。 「大丈夫。こういうの慣れてるから。確かに何度も飲まされたことあるけどさ、ほんとーにやめなよ」  慣れてる、というワードにびっくりしてしまう寧人。 「う、うん……てか、その……一護はゲイなのか?」 「うん、そうだけど? 寧人もまさか……」  すると寧人は目を見開く。 「んなわけない! このやろう。あああっ、まだ女の子とやったことないのに……男に、見知らぬ男に……不覚にも発情して……あそこ舐められて……ああっ」  と膝からくずれ落ちた。 「ねぇ、まさか……」 「なんだよ」 「寧人……童貞?!」 「ああああーっ墓穴掘ったー」  頭を抱える寧人。一護は腹を抱えて笑う。 「んでー、どうする寧人?」 「なんだよ、どうするって……もぉ俺は寝るうううう」 「可愛いー、寧人っ」 「バカっ、布団に入ってくるな」 「可愛いもんっ!」 「可愛くないーっ」

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