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第37話 誘惑編

 風呂上りの寧人(よしと)は上機嫌だ。マンネリ解消できる場所とはどこなのか、それさえ乗り越えれば一護(いちご)は喜んでくれるだろう……と。  でも正直、古田の過去のことが気にかかる。今は仕事に支障をきたしていないが、もしかしたら何か起こるかもしれない。   「一護、ちょっと相談したいんだが」  同じく風呂上りの一護は寧人にお茶を差し出す。 「ん、どうしたの?」 「古田さんってどう思う?」 「あ、あの人ー」  一護が思い浮かぶ彼の姿は最近ようやく仕事を通じて仕事のことを話す、仕事を共にする相手という認識はあったのだが、それまでの二人の関係は違ったのだ。 「そうね、とにかくまじめ。そして営業マンとしてはすごいやり手。コネクションも広い。あの人のそばで仕事できるのは勉強になる……」    と一護は話した時に、気付いてしまったのだ。気づくのも遅かったであろう。  寧人のそばで仕事をしている、共に営業先を回っている……寧人の服や下着に纏わりついているあの匂いは古田のものだと。  他の男の匂い、と分かったのも古田の匂いを嗅いだことが一護はあるからである。 「どうしたの、一護……」 「あ、ううん。勉強になると思うから、古田さんは。とにかく寧人はバリバリ仕事して同じ年齢の人たちの能力に追いつかないと……じゃないとこのまま名前だけのリーダーではダメだよ」 「そうだよな、って今は僕のことじゃなくて古田さんのことを……てさっきから何足の指触ってるの」  一護は寧人のわざわざ生えているスネの毛、足の指の毛を見ている。そして立ち上がりクローゼットを漁ったかと思えば何か箱を持ってきた。 「それなぁに?」 「脱毛機」 「ひぇっ、しなくていいから。ねっ」 「痛くしないから……」  と不敵な笑みを浮かべる一護、怯える寧人。そして一護が持つのはシェーバー。 「さて、風呂場に行こう」 「ええええっ」 ◆◆◆  次の日、また営業車内で古田とイチャコラをすることになるのだが、どうも寧人は服を脱ごうとはしない。古田はもう裸である。 「ねぇ、脱がないと汗で着替えなくちゃいけなくなるよ」 「いや、その……」 「じゃあ私から脱がせてあげる」  といきなり寧人のズボンを下ろそうとするが抵抗する。 「今日は……リ、リンだけ裸でプレイしたい」 「あっ、僕のことリンって呼んでくれた」  古田は喜んで寧人にキスをする。寧人は古田の乳首を触りもう片方でアレを触る。 次第に古田は喘ぎ、悶える。 「かわいい、リン……」 「寧人ぉ、気持ちいいっ。寧人のアレも大きくなってるよ……触らせて」 「だ、だめだよ……」 「だめ、わたしだけ気持ちよくなるのはだめなのっ」  と力づくで古田は寧人のズボンを下ろす。 「えっ、寧人……」 「見られてしまった……」  寧人は下半身の毛を綺麗に脱毛され、ツルツルの肌と反り立つアレがあらわになる。  足ももちろんだが一護によって剛毛だった寧人の毛もツルツル。一部赤くなっているが。 古田はニコッとして触る。 「可愛い、寧人」 「リ、リンっ……」 「だめっ」 「あっ……」 「いくぅううう」 「あああああああっ!!!」  たっぷりとお互いの体に放出された。寧人は恥ずかしすぎて顔が真っ赤、火照っている。 「ねぇ、僕たちの関係を寧人の相方さんにバレちゃったかなー」 「……」 「全身の毛つるつるにされるなんて。しかもあそこの毛まで」 「恥ずかしい……」  という古田も全身つるつるである。寧人はその肌を撫でるとゾクゾクっと古田は体を震えさす。これまた色っぽく。 「なんか燃えちゃうな、バレてるなら尚更」 「リン……」 「どんな人なんだろ。寧人の相方さん。おしりの毛までキレイに処理しちゃう嫉妬深い人……」  古田も寧人の下半身を弄りニヤニヤする。 「まだあと30分ある……」 「うん、もっと欲しいか? リン」 「欲しい」  寧人は古田に覆いかぶさった。

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