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マーカス3*
えーっと、俺は何で男とラブホに来てるんだっ??!!!しかもすでに部屋の中じゃねぇかっっ?!酒の席でのノリ?ノリって怖ぇぇぇぇぇっ!!
少し酔いが覚めた頭をフル回転して、逃げる口実を考える。
「えーっと、ジャック?俺はその、やっぱり試すのも無理って言うか・・・」
「うん。女の子の方がいいんだよね?だから一度だけ試してみよう。ほら、オレの顔を見て?そんなに嫌?絶対に無理?」
近い近い近いっ!!!
う~ん、間近で見ても綺麗な顔してやがるな・・何て言うか体格もいいし、美丈夫って言葉がピッタリだ・・・って見惚れてる場合じゃねぇよっ!!えっ??何?俺、顎クイされてるぅっ?!
ジャックの顔が近づいて来てキスをされる。せめてもの抵抗で唇をギュッと閉じていたが、耳を撫でられ思わず声を上げそうになり、呆気なく口を開いてしまった。
その隙間にぬるりと舌が捩じ込まれる。俺の口を覆ってしまいそうな唇から侵入して来た分厚い舌が、傍若無人に俺の口腔内を蹂躙する。内頬や上顎を丹念に舐め上げられ、俺の舌を絡めとる。
・・こんな攻撃的なキスをされた事はもちろん、した事もない。俺が責めてるつもりで女の子にしていたディープキスなんて、おままごとのようだ。
はっ、誰が女の子を満足させる自信があるって?ちょっと悲しくなるも、すぐにそんな余計な事を考える余裕がなくなった。
体の力がカクンと抜ける。
ジャックのキスはますます深くなり、溢れる唾液を俺の口に流し込んで来る。俺は反射的にそれを飲み込んだ・・う~ん、別に嫌悪感はないな・・・
キスをしたままベッドに押し倒される。
くっ!コイツ手慣れてやがる。
あっという間に着ていたシャツのボタンが外され、胸元をあらわにされた。
ジャックの指が俺の乳首をそっと摘む。
最初はくすぐったいだけで別にどうって事はなかったが、しばらくクニクニと弄られているうちに何だか腰が揺れてしまい、戸惑う俺。
やっと唇が解放される。
ホッとしたのも束の間、ジャックは俺を見つめながら両方の乳首をキュッと強めに捻り上げて来て・・・
「ひっあんっ!!」
俺の口から女の子みたいな声が出てしまい、思わず口を手で押さえたんだ。
「ふふっ、マーカス可愛い・・・」
耳元でそう囁かれ、ゾクゾクとした何かが下半身を直撃する。
そして、キツく摘まれた両乳首が解放され、優しく優しく舐め上げられた。そして手は俺の下半身に・・・
「あっ、あぁぁん・・や、やめてぇ・・・」
「本当にやめて欲しいの?あれっ?マーカス、これは何?男相手に絶対勃たないんじゃなかったの?」
・・そう、俺のモノは完全に勃ち上がっていた。
履いていた黒スキニーが下着とともにあっという間に脱がされ、俺のモノがぶるんと勢いよく飛び出す。
「完勃ちだね。嬉しいなぁ、オレを相手に感じてくれて。で、賭けはオレの勝ちだから付き合ってくれるよね?」
「へっ?!いや、あの、それは・・・」
流石にうんとは頷けない。
「へぇ?まだ頑張るんだ。じゃあ、オレも手加減しないよ?」
そう言ったジャックは、俺のモノを何の躊躇いもなくパクリと咥えた・・・
えっ??えぇっ??!ウソだろ???
何で初対面の男にフェラされてんのっ俺ぇぇぇっ??!!!
しかも超絶技巧ぉぉっ!!!
同じ男だから感じるツボがよく分かってらっしゃる・・その上で丁寧に丁寧に愛撫される。喉の奥まで咥え込みながらも舌を裏筋に這わせたり、唾液を溜めた口内で先端を刺激するよう舌先で突いたり・・・
「はぅん・・あっ、あっ、あぁぁぁぁっ!!」
俺はあっという間にイキそうになったが、今度は口を離されモノの根元をギュッとキツく握られた。
「んふぅっ!!・・えっ?いや、ヤダ、イキたいぃぃぃぃ!!!」
「じゃあ、オレと付き合う?」
「えっと・・あの、その、それは・・・」
ニコッと笑った美丈夫は、恐ろしい事を口にする。
「じゃあ、このまま後ろを解すね?」
な、何でそうなるのぉぉぉぉっ?!!!
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