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拡張③
加藤「右手止まってるよ」
勇人「はい……」
グチュグチュ グチュ
いやらしい水音だけが病室に響き、恥ずかしさで涙が溢れた。
加藤「さっき痛かったところ、別の器具挿れてみるから耐えてね」
勇人「やだ!泣。あー!!!やめてー!」
ボツボツとした突起がついたバイブをさっき痛いと言っていた箇所めがけて押し込まれ、周りをゴリゴリと擦られた
勇人「あっ…あっあー!!!痛いー!!やめてー」
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加藤「勇人これ見える?」
なにこれ……
加藤先生の手には真っ黒く卵のような形をした器具が握られていた。
加藤「これプラグっていうんだけど、これ挿れておくから、今から2時間後にさっき入らなかったバイブを挿れにくるから、それまでこれで拡張しよう」
勇人「やだ泣。」
加藤「ゆっくり吸ってー、ふぅーってはく」
泣き喚こうが加藤先生はまるで聞こえていないかのように行為の手を緩めることはなかった
勇人「ふぅ…はっ…あぁ…入らないです泣」
加藤「大丈夫入る」
グチュグチュグチュ
おしりを引き裂くようにプラグとかっていう器具が徐々に奥に入っていき、通っていった箇所が熱を帯びてヒリヒリとした。
加藤「はい、入ったよ。」
勇人「痛い…はぁ…はぁ…痛いです泣」
加藤「馴染むまで動かない方がいいよ。
固定はしておくけど、なるべく2時間はベッド安静ね」
勇人「……はぁはあ…っ」
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加藤「馴染んだかな?じゃあ、ベッドに移動しようか」
お尻の異物感と、行為の痛みで両足がガクガクと震えて上手く立つ事ができない
加藤先生に後ろから両脇を抱えるように強制的に歩かされ、ベッドにたどり着いた。
加藤「そこ座って」
ベッドの端に座るように言われたが、座る勇気が出ない
加藤「普通に座って大丈夫だよ」
勇人「……」
半信半疑でゆっくりと座ると、グニグニと中の器具が奥に入り込んで行くのがわかった
勇人「んっ……奥…奥いった」
加藤「いいよ、そのままで。どうしても動作で中の位置は変わるから」
ベッドに僕を寝かせて、器具の位置を微調整して部屋から出ていってしまった。
これから2時間……
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