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呼吸訓練②

加藤「いつもは痛み刺激をバイブにしてるんだけど、明日低周波電流を使うから、それを体験させてって佐々木先生に言われてるからこれを使うね」 ………。 リモコンのような機械と黒いリングみたいなのがチラッと見え、全身がじわっと汗ばんだ 加藤「低周波電流って聞くと怖い感じがすると思うんだけど、肩こりの治療とかにも使うような物だからあんまり怖がらなくていいからね」 なんだ……よかった。 加藤「一旦横になって、パンツ下げるよ」 これってやっぱり、、、 嫌な予感がして横になりながら加藤先生の作業を目で追うと、ちんちんを持ち上げ、黒いリングを2つ取り付け始めた。 勇人「…明日ってちんちんに電流流すの?」 加藤「ん?そうだよ!?森田先生から治療の概要聞いたでしょ?」 勇人「……ぅ…ん…」   あの時森田先生に緊張して話の内容よく分からなかったんだよね。 加藤「大丈夫?話聞いてた?苦笑。もう一回治療の説明しようか?」 勇人「…ぃぃ……」 加藤「そう?始めちゃうけどいい?」 勇人「…はぃ……」 ・ ・ ・ ピリピリ  ピリピリ !!! なにこれ!! 我慢できないわけじゃないけど、ちんちんがピリピリする。。。 でも…… 勇人「ちょっと痛い」 加藤「これが一番刺激弱いから我慢ね」 勇人「はい……」 嫌だな……。 加藤「じゃあ起き上がってこれ咥えて」 目の前に小さなディスプレイが付いた機械を置かれ、持ち手のついたマウスピースを咥えるように指示をされた。 加藤「なるべく横から空気が漏れないようにしっかり咥えてね」 勇人「ふぅわぃ@#/&……」   喋りにくいなこれ 加藤「自由に呼吸してみて」 勇人「はぁ…ふぅ…はぁ…ふぅ」 加藤「ディスプレイが呼吸に合わせて波を打ってるの分かる?これで呼吸の深さとリズムを測定するからね」 勇人「ふぁあい……」 これ咥えているだけでも息苦しい。 加藤「今度は先生が指示を出すから指示通りに呼吸してね」 ……ヤバい…すでに疲れた。 加藤「はいじゃあ、自由に呼吸繰り返してー」 勇人「ふぅ…はぁ…ふぅ…はぁ」 加藤「次吸ったタイミングで全部吐ききってー」 勇人「ふぅぅ ぅ…ぅ」 加藤「もっともっと!吐いて吐いて」 まだ吐くの??無理無理 加藤「はい、今度は吸って!いっぱい吸って吸って」 勇人「はぁぁぁ……ぁぁぁ…」 苦しい…… 加藤「吸った分ゆっくり吐いてー、なるべく長く吐く。まだまだ」

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