加藤「森田先生、今日元の治療入る時間ありますか？」 森田「午後空くよ。ホルモン値上がったの？」 加藤「検査結果見ます？もう一越えって感じなんですよねー」 森田「あぁ…そうだね。扱いて上がればいいなって事ね」 加藤「そうなんですよ、午後手伝ってもらえません？」 森田「いいよ」 ・ ・ ・ 看護師「森田先生、勇人君の外出届けにサイン下さい」 森田「はいはい」 加藤「勇人外出するんですか笑？」 森田「佐々木先生から聞いてなかった？笑。気持ち切り替える為に一旦外出させる事にしたらしいよ」 加藤「佐々木先生相変わらず甘いなー」 森田「また佐々木チルドレン増えるんじゃない？」 加藤「元ですか笑」 森田「そう、佐々木先生にべったりじゃん笑。」 加藤「最近加速しましたよね」 森田「俺が班に加わったから逃げ道が佐々木先生しかいないんだよ笑」 加藤「なるほど」 看護師「先生、勇人君お迎え来たので挨拶に連れてきていいですか？」 森田「はいどうぞ」 ・ ・ ・ 看護師さんに連れられて気まづそうに勇人がナースステーションに入ってきた いつものスエット姿ではなく私服のせいか少し大人びて見えるような気がした。 勇人「……あの…」 加藤「おはよう、何時に帰ってくるの？」 勇人「16時くらい……」 加藤「そっか、ゆっくりしておいで」 森田「ちゃんと帰っておいでよ？」 勇人「はい」 森田「気をつけて行っておいで」 勇人「はい、行ってきます」 加藤＋森田「行ってらっしゃい」 ・ ・ ・ 加藤「勇人嬉しそうでしたね」 森田「彼緊急入院だったからねー、心の準備も出来ないままここまで来ただろうからね、嬉しいよ」 加藤「外出して治療積極的に取り組めるようになればいいんですけどねー」 森田「そうだね」