【竹内サイド】 元の採血行かなきゃ。また嫌がられそう 加藤先生が体調悪くて途中で治療辞めたから寝てるかもって言ってたんだよなー 寝起きの元とか余計機嫌悪いな ・ ・ ・ 竹内「おじゃましまーす」 1002号室へ入ると元のベッドに悠太と元が並んで座っていた。 竹内「元体調悪いんじゃないの？」 元「体調悪いよ。ほら」 38.0℃と表示された体温計を渡された 竹内「え？解熱剤挿れた？」 元「看護師さんにまだ言ってない」 竹内「採血終わったら坐薬挿れよう」 元「やだ」 　 竹内「やだじゃないよ。 それで、悠太はなんで泣いてるの？」 元「治療が痛かったんだって」 竹内「そっか、治療頑張ってきたところだったのか、偉かったね」 悠太「今ならそのスクラブ見ただけで吐けそう。」 竹内「これ？」 　 元「分かる。治療の時絶対白衣脱ぐじゃん？だからスクラブ見ると治療される！！ってドキドキする。てかなんで脱ぐの？」 竹内「白衣っていうかジャケットね。治療の時君たちほぼ全裸だから治療室気温高いでしょ、先生達暑いんだよ」 悠太「そうなんだ。」 元「朝診察で白いの着てきたら、触診ない確率上がるからめっちゃテンション上がらない？」 悠太「上がる上がる笑」 元「って油断すると、普通に白いの着たまま触診あるパターンもあるんだよなー。佐々木先生とか着たままやるからな。」 　 竹内「たしかに、佐々木先生よく着てるもんね。よく見てるよねー君たち。」 ・ ・ ・ 元「ねぇねぇ、この採血結果悪かったらまたホルモン注射ってウソだよね？」　 竹内「いやいや、ウソじゃないよ」 元「マジなんだ……」 竹内「チクッてするよー」 チクッ 　 元「痛っ。」 はぁ。。。注射嫌い 竹内「手開いていいよ」 元「採血あと何回したら退院出来るかな」 竹内「何回だろうねー。 採血オッケーだよ坐薬もらってくるから逃げないでね」 元「逃げる元気もありません」