【元サイド】 採血を終えてみんなが待つ談話室へ足早に向かった。 悠太「元こっち！」 いつもの陽の当たる席を陣取り、俺用の朝食も持って来てくれていた 元「佐藤先生採血めちゃくちゃ上手かった！竹内先生普通に痛いんだよね」 悠太「そうなんだー。俺佐藤先生に採血された事あったかな？」 勇人「採血って看護師さんじゃないの？」 元「俺血管細いから看護師さん出来ないらしいよ」 悠太「元案外繊細だもんね」 元「案外ってなんだよ笑」 ・ ・ ・ 悠太「みんな今日治療あるの？」 元「俺微妙なんだよね。採血結果次第かな」 勇人「僕はこれから先生達と話する。たぶん治療あると思う。 ねぇねぇ、勃起ってどうやってするの？」 悠太＋元「………ワハハハハ！」 悠太「すげーストレートな質問」 元「ちんちん触ると勃つもんじゃないの？」 悠太「リラックスしてても勃つよね」 勇人「そうなんだ……」 元「勇人勃たないの？」 勇人「勃たない。」 元「ちんちん裏触っても？俺そこ弱いから勃つけど」 悠太「分かるー、先生にやってもらえば？」 勇人「裏触ってって言えばやってくれる？」 元「やってくれるんじゃない？」 勇人「言ってみる。」 悠太「勇人の病気って勃たない病気なの？」 勇人「そう」 元「俺は男性ホルモンが低い病気なんだけど、男性ホルモン低い時俺も勃たないよ」 勇人「そうなの？僕もそれなのかな？」 元「ホルモン注射とかしてる？」 勇人「何それ？」 元「玉に注射するやつ」 勇人「した事ない」 元「じゃあホルモンが低いわけではないんだろうね」 勇人「玉に注射って痛い？」 元「激痛だよ」 悠太「他の部屋の子とも話すけど、元の治療が1番キツイよなーっていつも思う」 元「なんか注射多いよね。この病棟で1番採血されてる自信あるもん」 勇人「そうなんだー、、、」