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鬼のいぬまに

【勇人サイド】 悠太「今日森田先生当直らしいよ」 勇人「じゃあ昼いないの!?やった!治療誰先生かな??」 悠太「消去方だと竹内先生とか?」 勇人「竹内先生だったら最高なんだけど!!最近ずっと森田先生でさ……」 悠太「今日ラッキーデーかもよ!!」 ・ ・ ・ そんな淡い期待を込めて治療室に来たけど、ホント誰が来るかドキドキする…… トントン 治療室の扉がノックされ、期待通りの竹内先生が入ってきた 勇人「やった!!」 竹内「どうした?笑」 勇人「竹内先生が担当だよね?」 竹内「そうそう。そんな喜ぶ事?笑」 勇人「最近ずっと森田先生だったの」 竹内「そうだよね苦笑。 ただね、やる事は森田先生も俺もメニュー変わらないからね」 勇人「でも竹内先生の方が緊張しない」 竹内「気持ち的なとこはまぁ……たしかにそうかもね。 それで、剥くのは慣れたの?」 勇人「全然慣れないよ。でもお風呂の時は前よりはちゃんと剥いて洗ってる」 竹内「進歩してるじゃん!じゃあまた始め剥く練習からするよ」 処置イスに座ったまま、軽く足を広げた。 竹内「やってみて」 ゆっくり皮を上下に動かした 竹内「おっそいね、もっと早く笑」 勇人「これ以上早くすると痛い」 竹内「そっかー。そもそもさ、指で挟んで動かすんじゃなくて、ちんちん全体握りながら上下に出来ないの?」 勇人「出来ない」 竹内「即答笑。森田先生にやってって言われたらどうするの?」 勇人「んぅ…森田先生に言われたらやるかも」 竹内「なんだよそれ笑。でも勇人ピストンのテストあるでしょ?」 ……テスト? 勇人「そんなのあるの?聞いてない」 竹内「ホント?まだ森田先生話してなかったのか。たぶんまた先生達の前でやってもらうんだけど、詳細決まってないから決まったら話すつもりだったのかも」 勇人「不合格だったらどうなるの?」 竹内「出来具合によるから今はなんとも言えないけど……頑張って練習はしておいた方がいい事はたしかだよ」 勇人「……でも1人で練習するの難しい」 竹内「そういう時青木先生に声かけてみな?青木先生フリーだから見てくれるよ?」 勇人「そうなの?気が向いたら声かける」 竹内「気が向いたらじゃなくて、積極的に練習して下さい笑。」 勇人「はーい」

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