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暗雲の予兆②

【元サイド】 看護師「39.0℃」   看護師「酸素も安定しないな…」     気持ち悪くなってきた…… 元「オェッ……」 看護師「元君吐いてもいいよ」 看護師「先生呼ぼうか」 看護師「A班今誰もいない」 元「ゲボッ」 やばい…気持ち悪い…… 胃がヒリヒリする。なんかお腹も変 看護師「加藤先生呼ぶしかないよね」 看護師さん達が周りにたくさんいるのは分かるんだけど、吐き気と熱で視界がボヤけてきた ・ ・ ・ 加藤「安定しないなら、酸素投与して」 治療中だったのかな。スクラブ姿の加藤先生が部屋に入って来た。 加藤「点滴のスピード落として、吐き気止め追加。解熱剤は使わずそのまま熱高いままキープで」 鼻に酸素用のチューブを付けられ、少しだけ息が楽になった気がした。 加藤「元、目開けられる?今ホルモン値一気に上がってきてるみたいだから、熱辛いかもしれないけど解熱剤使わないからね?」 元「……ぅん…」 加藤「ちんちん見せて。 刺激強くしたいんだけど頑張れる?」 元「頑張れない」 加藤「しっかり声出せるなら頑張れるね」 おい!こんなゲロゲロ吐いてるのによく言えるな 加藤「エネちょうだい」 おい!マジで何をする気だよ 元「何?やだ」 男の看護師さんに足を持ち上げられ頭側に持って行かれた 元「離せ!」 加藤「少し痛いよー」 お尻に硬い器具を押し込まれ泣き叫んだ 元「痛ーい!!泣」 器具の突起部分がちょうど前立腺にあたりブルブルと中で震えだした 加藤「また後で様子見に来るから」 器具を押し込めて足早にいなくなってしまった。 看護師「元君身体の向き変えようね」 看護師さんが身体の向きを調整してくれ、布団をかけてくれた。 痛い…… 疲れた…… もう好きにしてくれ……

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