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暗雲の予兆

【元サイド】 注射を終えてベッドに戻ってきて30分くらい経ったけどまだ痛い…とにかく痛い。 加藤先生またすぐ戻って来るらしい。 辛っ…… !! 誰か来た……加藤先生かな 加藤「痛いのそろそろ落ちついた?」 元「まだ全然」 加藤「そんなに痛いの? とりあえずポンプ付けるから四つん這いになって」 元「四つん這い絶対やだ」 加藤「じゃあそのままでいいや」 仰向けのまま足を持ち上げて持つように言われたが、そんなのやりたくないに決まっているわけで、加藤先生の事を無視することにした。 加藤「先生このあと別の子の治療行かなきゃいけなくて時間ないんですけど」 そんなの知らないし。 !! 元「あっ!!」 足を大きく広げられ、手際良くベッドに固定された 加藤「深呼吸して」 元「しない!!」 加藤「あーそう。」 元「あゔっ」 ジェルも付いていないバイブをグッと押し込まれ身体を捩らせ抵抗した 元「ジェル付いてない!!」 加藤「付けたよ」 元「じゃあ少な過ぎ!!痛い!動かさないで!」 加藤「じゃあ抜いてピストンしようか?擦れると痛いって言うからこっちにしたんだよ」 それは困る…… 元「ねぇ、痛い」 加藤「そろそろポンプ付けるから我慢して」 もぅ…イジワルなんだから…絶対わざとジェル少なくしたじゃん 元「ポンプ昨日と一緒だよね?」 加藤「少しだけ強くするよ」 元「はぁん!?先生の少しは少しじゃない絶対!」 加藤「じゃあいっぱい強くしまーす」 元「そろそろちぎれる!!」 加藤「その時は縫ってあげるから大丈夫」 腹立つ。 ・ ・ ・ ポンプ付けて足早に部屋から出て行ってしまった。 ホントに昨日より圧強いんだけど。。。 マジでちぎれるんじゃない     点滴も昨日気持ち悪くなった小さいやつも始まったし、なんか知らないけど寒くなってきたし。     看護師さんに布団もらおう ブルブルする…… 下半身出てるからかな ・ ・ ・ 看護師「元君どうしたの?寒いの??」 元「寒い…ガクガクする」 看護師「え?悪寒?熱出てくるね」

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