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A班
【竹内サイド】
加藤先生にPHSで呼び戻されるまで元の腰をさすってやり、ほんの少しだけ手の固定を緩めてきた。
なんで自ら治療を辛くしちゃったかな……ホントおバカさんなんだから……
竹内「戻りましたー」
加藤「元反省してた?」
竹内「『だって辛かっただもん』だそうです」
加藤「全然反省してないじゃん」
竹内「まぁ、いつもよりは大人しかったですけどね」
加藤「しばらくお灸をすえてやらないとダメだ」
佐々木「お疲れ様、元大丈夫?」
竹内「お疲れ様でーす」
加藤「大丈夫ではないねー。とりあえずギリギリを保ってる感じ」
加藤先生相当今日疲れてるな……目力いつもの半分じゃん。
佐々木「そうだね……次採血17時?」
加藤「そう」
佐々木「加藤先生大丈夫?笑。昼飯食べた?」
加藤「そういえば食べてないな。今日元以外もちょこちょこトラブってたんだよね」
佐々木「そうなんだ。採血やっておくから先生今日早めに上がった方がいいよ」
加藤「さすが班長優しいなー」
・
・
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採血17時かー。俺かなやるの苦笑。手首の採血苦手なんだよなー
あっ
竹内「お疲れ様です」
森田「お疲れ様。元やらかしたんだって?」
加藤「やられました」
森田「毎度何かしら事件起こすよね。昨日縛っておけばよかったかな苦笑。」
加藤「俺も迷ったんですけど、厳しくすると拗ねるから様子見てからと思ってたんですけど、早々にやられました笑」
森田「早かったねー苦笑。」
加藤「もう今夜は森田先生の好きなようにして下さい」
森田「明日従順な子になってると思うよ笑」
加藤「お願いしたいですホントに笑。」
たしかに森田先生なら一晩で躾出来ちゃうだろうなー苦笑。
森田「竹内先生さ」
!!
竹内「はい!」
森田「手首の採血出来る?」
竹内「…やった事はありますね…はい…」
森田「自信ないの?笑」
竹内「成功率低めですね」
森田「じゃあ練習しよう」
加藤「お願いしまーす」
マジか笑。佐々木先生に優しく教えてもらおうと思ってたのに
つうか加藤先生俺の指導今放棄したよね苦笑
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