【勇人サイド】 はぁお腹いっぱい。歯磨きしてゴロゴロしながらマンガ読んで早めに寝ちゃおう ！！ スマホの画面越しに森田先生のようなシルエットが写り込みハッと後ろを振り返った 森田「こんばんは」 勇人「……こんばんは…」 しばらく会わないと思っていたからまさか過ぎてフリーズしてしまった。 森田「今日竹内先生からテストの話聞いたんだって？」 勇人「…はぃ…」 森田「いつがいい？来週くらいにしておく？」 来週！？…今日が水曜日だから…すぐ来週来ちゃうじゃん！ 勇人「…テストって何するんですか？」 森田「前と一緒、透明な筒あったでしょ？あれ10回出来たら合格。出来なかったら矯正具」 あれかー、、、そしてやっぱり矯正具。 勇人「…………」 森田「先生決めていい？」 勇人「待って！1ヶ月下さい！！」 森田「1ヶ月はいらないでしょ、せめて10日後。10日後の土曜日にしよう」 10日！！ヤバい… 勇人「あれ付けるの難しいです」 森田「出来なかったら付けてあげるから」 ………たぶん森田先生の割には条件緩めてくれてるっぽいよな… これで下手にごねたらテスト明日にされそう……。 勇人「…じゃあ…土曜日で……」 森田「土曜日ね、調整しておく」 ・ ・ ・ 森田先生が部屋からいなくなってすぐに悠太のところへ駆け込んだ 勇人「悠太！悠太！」 悠太「どうしたの？」 勇人「どうしよー10日後テストされるー」 悠太「テスト？」 勇人「変な器具使えるようにならなきゃいけない」 悠太「よく分からないけど練習しなきゃいけないって事だよね？」 勇人「そう…どこで練習したらいいの？」 悠太「看護師さんに言うと部屋借りられるよ？あと青木先生も基本事前予約」 勇人「え…初めて知ったんだけど。竹内先生にも青木先生にお願いしなって言われた……」 悠太「じゃあ早い方がいいよー。フリー青木先生しかいないから忙しいみたいだよ」 勇人「竹内先生とかは付き合ってくれないの？」 悠太「頼めばみてくれるだろうけど、班の先生達忙しいからずっと付き合ってくれないんだよねー」 勇人「そうなんだ……わかった…明日やってみる……」 悠太「うん…頑張って」